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株式会社クリプトンは、オーディオアクセサリの新製品として、室内の音響特性をチューニングする吸音タワー、プレーヤーとプリメインの間に接続するライントランス・ボックス、バイワイヤリング対応スピーカーの音質を向上させるというアダプタの3モデルを6月下旬に発売する。価格は下表の通り。
■ 吸音タワー
部屋のコーナーに溜まる低音などを吸収し、室内の音響特性を改善するためのタワー型吸音材。スピーカーの背後に設置して、余分な音を吸い取るなど、様々な利用方法がある。 形状は三角柱でマホガニー製。部屋のコーナーにもピッタリ設置可能。外形寸法は306×280×1,150mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.7kg。
東洋紡とオランダのDMSが共同開発した吸音材「ミスティックホワイト」を3面に配置し、内側には羊毛ウールを採用。吸音性能に加え、羊毛ウールにはホルムアルデヒドを吸引する効果もあるという。
□製品情報のページ
■ ライントランス・ボックス
CD/DVDプレーヤーなどと、プリメインアンプの間に接続することで、音楽信号を改善。音質を向上させるというライントランス。入出力が1:1捲き線比のトランスで、DC電流をカット。DC電流による悪影響を排除することで、音像の定位感や音の解像感が向上するという。 さらに、低域から高域までのエネルギー供給を理想的に調整することで、低音から高音までの量感もアップするという。 内部のトランスコアは、35mm、板厚0.2mmのスーパー・パーマロイを12mmに積層したものを使用。特性は10Hz~50kHzまでフラットで、入力インピーダンスも10Hz~20kHzまでフラットだという。シャーシは鋼板で、銅メッキ処理を施して磁気や電気ノイズを防いでいる。
負荷抵抗47kΩ。外形寸法は135×135×90mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.2kg。
□製品情報のページ
■ バイワイヤリング・アダプタ
2ウェイのバイワイヤリングスピーカーに対応したアダプタ。スピーカーのウーファとツイータを別々のアンプでドライブするバイワイヤ駆動を行なう場合、それぞれのアンプとユニットをケーブルで接続するため、シングルワイヤ接続時と同じ長さのケーブルがもう1組必要となる(音響的には種類も同じケーブルが望ましい)。 さらに、アンプ側もバイワイヤリング対応のものを用意するか、バイアンプ駆動を行なう必要がある。 「BA-10」は1系統のスピーカー出力をウーファ用出力(Low)と、ツイータ用出力(High)に分配。Low/High端子からそれぞれ短いスピーカーケーブルで、スピーカーとバイワイヤリング接続することができる。
これにより、スピーカーターミナルをショートバーで繋いでいた場合と比べ、ウーファユニットからの逆起電力の悪影響を軽減。クリアな高域特性が得られるという。筐体は硬い楓材で、木製ケース仕様。内部配線はOFC(4N無酸素銅線)を使用。端子は真鍮製で金メッキ仕上げで、ケーブルとハンダを使わない圧着端子とナット締め構造で接続している。外形寸法は90×145×65mm(幅×奥行き×高さ)。
□製品情報のページ
□クリプトンのホームページ
(2006年4月28日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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