|
セイコーエプソン株式会社は10日、3LCD方式のデータプロジェクタ向けに0.8型高温ポリシリコンTFT液晶パネルを量産開始したと発表した。 パネル解像度は1,024×768ドット。ホームシアター用プロジェクタやリアプロジェクションテレビで既に導入されている「D5」技術をデータ用パネルにも採用。輝度効率の向上とフリッカ低減による高画質化などを図っている。 D5技術の採用により、従来ではフレーム周波数60Hzで各画素にデータを転送していたが、D5技術にでは120Hzでデータを送り、フリッカ(画像のちらつき)を低減。 また、1フレーム内で各画素に同一の極性データを書き込む事で、従来画素のエッジ部で発生していた光漏れを削減した。さらに、インクジェット方式による配向膜形成技術の採用で、画質の向上も図っている。 また、D5技術の採用により高開口率化を実現。従来(D4世代)の1.0型XGAのHTPSパネルで、画素ピッチ19.5μm、開口率68%としていたが、D5パネルでは0.8型XGAで、画素ピッチ15.5μm、開口率67%を実現。パネルサイズを小型化することで、セットの低価格化も図れるとしている。 □エプソンのホームページ ( 2006年5月10日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|