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ソニーは、Blu-ray Discドライブを搭載したデスクトップPC「VAIO type R」(VGC-RC72DPL9)を6月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は44万円前後の見込み。
BD用のバンドルソフトとして、BD-ROM対応の再生ソフト「WinDVD BD for VAIO」や、HDVをキャプチャしたファイルをBlu-ray Discへ書き込み可能なライティングソフト「BD DiscRecorder for VAIO」が付属。BD DiscRecorder for VAIOでは、PS3などのBlu-ray Discプレーヤーで再生可能な形式で記録できるという。 なお、再生はソフトウェアデコードとなっており、「MPEG-4 AVC(H.264)やVC-1のコンテンツ再生時にはコマ落ちが発生することがある」としている。また、WinDVD BDのリージョンコード設定は5回まで変更可能。 Premiere Pro 2.0が付属し、HDVのスマートレンダリングにも対応。また、Premiere上で動作するVAIO用プラグイン「VAIO Edit Components 6」により、ドルビーデジタル5.1ch出力機能を搭載。ドルビーデジタル5.1chで収録可能なDVDハンディカムを使用した場合、DVgateで読み込み、Premiere上にインポート/出力可能となる。 「TMPGEnc 4.0 XPress for VAIO」もバンドルし、HDVからDVD用のMPEG-2出力を自動で最適化する機能を備える。なお、製品版のTMPGEnc 4.0 XPressで搭載されているH.264やMPEG-4出力はサポートしない。 地上/BS/110度CSデジタルチューナとアナログチューナを搭載。視聴ソフトとして「StationTV Digital VAIO 4.0」を付属。録画したデジタル放送番組をBD-REディスクにムーブできる。また、SD画質に変換し、DVD-RW/RAMにムーブすることも可能。 ムーブ時には、BDでは、字幕/副音声/5.1chサラウンド音声も含めて収録可能。ただし、チャプタやタイトル名の自動入力などの機能はサポートしない。また、DVDへのムーブ時には、字幕や副音声は削除されるほか、AACの5.1ch音声はドルビーデジタルの5.1chに再エンコードされる。ビットレートは9.4/4.8/2.4Mbpsから選択できる。また、ディスクを分割してムーブすることも可能。 ディスプレイは、解像度1,280×1,024ドットのHDCP対応19型液晶「SDM-HS95P/RV」を用意しているが、ディスプレイ無しの「RD72DP」も選択可能。ビデオカードには、GeForce 7600 GTを採用。DVI-Iに加え、HDCP対応のDVI-Dも装備する。なお、発表時現在では、同社でフルHD解像度でHDCPに対応したディスプレイは用意されない。 5W×2chのアクティブスピーカーも付属。DSD音声に対応した高音質サウンドチップ「SoundReality」も搭載する。
CPUはPentium D 940(3.2GHz)、メモリは1GB、HDDは500GB。OSはWindows XP Professional。入出力端子は、S映像入力×2、コンポジット入力×2、S映像出力(コンポジット兼用)×1、光デジタル音声出力×1、アナログ5.1ch出力×1など。メモリースティックスロットや、CF/SD/xDピクチャーカードなどに対応したカードスロットも装備する。 本体の外形寸法は約195×456×399mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14.5kg。リモコンや、USBジョグコントローラなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2006年5月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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