izo、24bit/192kHz対応DAC搭載ヘッドフォンアンプ －実売約10万円。「PCの音楽鑑賞環境を向上」

6月7日発売 標準価格：オープンプライス

背面

　「PCでの音楽鑑賞環境の向上」をテーマとした同社が、PCデスクやオフィス、寝室などでの利用を想定した小型のヘッドフォンアンプ。

　最大の特徴は、TIのバーブラウン製DAC「PCM1796」を内蔵したこと。24bit/192kHzに対応し、背面に同軸/光デジタル入力を各1系統備えている(光デジタル端子は24bit/96kHzまで)。アナログの音声入力(RCA)は1系統、アナログ/デジタルのパススルー出力も備えている。RCA端子はゴールドプレートタイプ。

　アンプ部にはオペアンプのバーブラウン製「OPA627AP」を4基搭載。ヘッドフォン端子は標準サイズ1系統で、ノイトリック製のシルバータイプ。ボリュームはALPS製の27型金属軸2連タイプ。LOW(+0dB)、HIGH(+10dB)のゲインセレクタも備えている。

　軽いタッチでON/OFFができるというソフトスイッチを搭載。過電流を抑制するP-N Mosfetパワーマネジメント回路を備え、ポップノイズを抑制するとともに耐久性を向上。ワンポイントグランド回路設計を取り入れ、ノイズを低減しているほか、電解コンデンサを使用しないシグナルパスを採用し、高品位な周波数特性と位相特性を実現したという。

　定格出力は450mW×2ch(64Ω時)、80mW×2(600Ω時)。対応するヘッドフォンは8～600Ω。S/N比は123dB(Typ)、118dB(JISA/入力ショート/定格出力時)。全高調歪率はTHD+N 0.005(20～20kHz/100mW出力時/32Ω負荷)。周波数特性は10Hz～20kHz。インピーダンスは49Ω。

　筐体はアルミニウム製で、重ね置きが可能。外形寸法は147×180×43mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.5kg。電源はACアダプタを使用するほか、発売予定の高品位電源ユニット「iPSU-1」にも対応している。

□izoのホームページ
http://www.izo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.izo.co.jp/bbs/zboard.php?id=release

(2006年5月26日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.