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株式会社ピクセラは31日、ワンセグや、1/3セグデジタルラジオの受信機能をポータブル機器向けにSDK提供するなど、Windows CE搭載デジタルAV向けのソリューション開発を行なうと発表した。 この計画は、31日開催の「Microsoft Mobile & Embedded DevCon 2006」の基調講演で表明されたもので、Windows CE組み込み機器についての事業展開についても説明。デジタルテレビをはじめとするソリューションのWindows CEへの技術移植を積極的に開始し、PCの柔軟性と家電の操作性を統合したデジタルAVを提案するという。 具体的には、MPEG-4 AVC(H.264)再生や、HD映像のストリーミング再生が可能なデジタルテレビ用ユニットをはじめ、ワンセグと1/3セグデジタルラジオの受信に対応したポータブルメディアプレーヤーや車載機器、スマートフォン向けSDKなどの展開を想定。 キーテクノロジーの1つとして、グループ企業である株式会社RfStreamからアナログ/デジタルテレビ、ワンセグ、1/3セグデジタルラジオ受信対応のチューナモジュールを、株式会社シンセシスからOFDMデジタル復調器をリリースする。 今回の発表について同社は、「PC向けデジタルテレビキャプチャボード開発など、パソコン用Windowsにおいて蓄積した技術の発展的活用」としており、「“Windows CEプラス組み込み”という新しいフィールドにおいてデジタルAV家電用ソリューションを展開することで、最初からインターネット接続などパソコンの特性を持ったAV家電を創造する」という。なお、開発環境はWindows CE 5.0だが、Windows CE 6.0への早期対応も検討するとしている。 □ピクセラのホームページ ( 2006年5月31日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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