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キヤノン株式会社は、片面2層の8cm DVD-R DLへの録画に対応したDVDカメラ「iVIS DC22」を9月上旬に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は9万円前後の見込み。生産台数は5,000台/月の予定。
付属品はバッテリ「BP-208」、ACアダプタ「CA-570」、ワイヤレスコントローラ「WL-D86」、インターフェイスケーブル「IFC-400PCU」、DVD-Rディスクなど。また、DVDオーサリングソフト「Roxio MyDVD for Canon」も同梱。パソコンと接続して、DC222本体のイメージダイレクトボタンを押すだけで、撮影した動画や静止画からDVDビデオを作成できる。
iVIS DC22は、同社が2005年9月に発売したDVDカメラ「DC20」の後継機。撮像素子はDC20と同じ、総画素数220万画素(動画有効画素123万画素、静止画有効画素200万画素)の1/3.9型原色フィルターCCDを採用し、映像エンジンは、「DIGIC DV」を採用している。 液晶モニターがDC20の2.5型約12.3万画素から、2.7型約12.3万画素に大型化されたため、外形寸法が約51×126×91mm(幅×奥行き×高さ)と、DC20の約48×122×86mm(同)から大きくなっているが、重量は410g(本体のみ)/455g(撮影時)で、DC20より10g軽量化されている。なお、液晶ビューファインダーは0.27型12.3万画素で、DC20(0.33型11.3万画素)より小型だが画素数は向上している。 レンズは光学10倍ズームレンズ(F1.8~2.8)で、電源連動のレンズカバーを内蔵。35mm換算の焦点距離は約48.7mm~487mm(ワイドTVモード:約41.6~416mm)。手ぶれ補正は電子式。4:3撮影時より、撮像エリアが広くなる16:9撮影「高解像度ワイドTVモード」を備え、手ぶれ補正ON時には1,568×882ドット、手ぶれ補正OFF時には1,632×918ドットを使用する。 録画モードは、平均ビットレート約9Mbpsの「XP」、同約6Mbpsの「SP」、同約3Mbpsの「LP」の3種類。8cm DVD-R DLに、それぞれ約36分、約54分、約108分記録できる。付属のバッテリを利用した際の連続撮影時間は、ビューファインダー使用時で80分。液晶モニタ使用時で約80分。 操作性の面では、操作ボタンやスイッチを背面に集中させることで、露出、フォーカス、電源、モード切替え、AEモード切替、動画/静止画撮影のワンハンド操作が可能になった。また、フラッシュとミニビデオライト(白色LED)を内蔵。「打ち上げ花火」や、「ビーチ」など、6種類のロケーションや被写体に応じて選ぶ「スペシャルシーン(SCN)」も装備している。 本体にはminiSDスロットも搭載し、静止画も記録可能。静止画の記録解像度はDC20が1,632×1,224/1,280×960/640×480ドット。「PictBridge」にも対応する。静止画撮影時には9点測距AiAFや、AEBなどを使用可能。測光方式も評価測光、中央部重点評価測光、スポット測光の3種類を装備する。
静止画記録時の35mm換算の焦点距離は、約38.1mm~381mm。miniSDカードに記録した静止画は、カメラ上でDVDにコピーすることもできるほか、MPEG動画のスライドショーに変換してDVDを作成するこもできる。PCとの連携はUSB 2.0。そのほかに入出力端子として、コンポジット/S映像/音声入出力(マルチ端子)を装備する。
□キヤノンのホームページ
( 2006年8月2日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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