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楽天株式会社は東映アニメーション株式会社と提携し、「楽天ダウンロード」において、アニメーションのダウンロード型配信サービスを8月8日からスタートすると発表した。価格はテレビシリーズ1話が105円で、視聴可能期間は1週間。パック料金なども用意する予定で、合計約2,000話を配信するという。楽天では「アニメのダウンロード配信は国内初」としている。 楽天ダウンロードで配信を予定しているのは、東映アニメの主力タイトルである「スラムダンク」や「北斗の拳」、「銀河鉄道999」、「おジャ魔女どれみ」などのテレビシリーズをメインとした約2,000話。フォーマットはWMVが採用されており、著作権保護にはDRM 10が使用されている。ビットレートは2~5Mbps。テレビシリーズの視聴可能期間は1週間。
■ 東映アニメはVOD事業拡大へ 東映アニメでは8月からVODサービスへの本格参入を発表。新サービス「東映アニメBBプレミアム」を立ち上げ、自社で保有するコンテンツのVOD配信を推進。STBやパソコン向けのVOD配信事業者約15社と配信契約を締結。それぞれのプラットフォームで8月から11月にかけて本格的な配信を開始するという。 なお、前述の楽天ダウンロードで配信されるのは「東映アニメBBプレミアム」が提供するコンテンツ。楽天ダウンロード以外にも、配信パートナーとして「BBTV」、「J:COMオン デマンド」、「OCNシアター」、「4th MEDIA」、「Nextensive」、「MOVIE SPLASH」、「ビデックスJP」などが予定されている。ただし、ダウンロード型配信を行なうのは現在のところ楽天ダウンロードのみとなっている。 新サービスについて東映アニメは「アニメ業界は多くの困難に直面している。だからこそ、今後の急速な発展が見込まれるこの事業分野の開拓が、アニメ界全体の発展のため、東映アニメが積極的に果たすべき役割だと考えている」と説明。
また、今後の展開として「早い機会にネット配信先行型の新作アニメの製作に着手し、通常のテレビシリーズ以外の新しい魅力溢れる作品作りに取り組む」という。売上げ目標は2007年で約6億円、2008年で約10億円を予定している。
□楽天ダウンロードのアニメページ
(2006年8月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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