|
株式会社ペガシスは、アニメーション素材に特化したエンコード/オーサリング/DVDライティングソフト「萌えぺぐえんく」を開発。丸紅インフォテック株式会社より9月8日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7,980円前後の見込み。対応OSはWindows 2000/XP。 MPEG-1/2へのエンコード機能を備えた「TMPGEnc 4.0 XPress for Anime」と、DVD±R/RW、DVD±R DLメディアへの書込みに対応したオーサリングソフト「TMPGEnc DVD Author 2.0 for Anime」で構成されるパッケージ。
「TMPGEnc 4.0 XPress for Anime」は、エンコードエンジンとして「TMPGEnc Advance MPEG1/2 Encode Engine」をアニメ用にカスタマイズしたものを採用。アニメ動画素材を高画質で圧縮変換できるという。 さらに、アニメ専用のフィルターテンプレートを数十種類用意。通常、CGを駆使したアニメやVHSから取り込んだ昔のアニメなど、素材によってエンコード時の画質調整を最適にするためには、ある程度の知識や経験が必要になる。 しかし、「萌えぺぐえんく」ではあらかじめ「キッズ・ファミリー系アニメ」、「萌え系アニメ」、「ロボット系アニメ」などのフィルターテンプレートを用意。素材にあったフィルターを選ぶだけで最適な画質が得られるという。なお、ユーザーによるカスタマイズも可能。
さらに、出力フォーマットとして、DVDビデオ規格を拡張した「XDVD (eXtended DVD)モード」も装備。DVDビデオ規格では、GOP(Group of Pictures)の長さが最大18フレームと規定されているが、XDVDではGOPを60フレーム以上とすることで圧縮率を向上。通常のDVDの約1.5倍~2倍の長時間収録ができるというもの。民生用DVDプレーヤーでの再生互換性も高いとしている。 変換可能なファイルはAVI、MPEG-1/2、WMV、QuickTime、DVD(-VR)、DVDビデオ、MicrosoftTV録画ファイル(dvr-ms)など。出力映像はMPEG-1/2で、音声はリニアPCM、ドルビーデジタル、MPEG-1 Audio LayerIIで書き出せる。カット編集や範囲指定などが行なえるほか、インターレース解除、ゴースト除去なども利用可能。 なお、TMPGEnc 4.0 XPress 通常版と比較して、DVD作成に直接関係の無い「DVD字幕の読みこみ機能」、「スライドショー作成機能」、「フィルター編集機能」、「MPEGのマニュアル設定出力(テンプレートからの出力のみ)」、「バッチエンコードツール」、「VFAPIプラグイン対応」、「PCastTV2からの入力機能」、「MPEGツール」が省かれている。 また、出力形式についても、AVI、WMV、MPEG-4、HDV、DivX、QuickTime、連番画像などには非対応。プロジェクトファイル/テンプレートファイルも、通常版とfor Anime間での互換性はない。
「TMPGEnc DVD Author 2.0 for Anime」はメニュー作成にも対応したオーサリングソフト。ソースの一部をカットしたり、音ズレの補正や音声ノイズ除去なども可能。スマートレンダリングもサポートする。また、スライドショー作成も行なえ、トランスコード機能も利用可能。
□ペガシスのホームページ
(2006年8月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|