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松下電器産業株式会社は、デジタルレコーダ「DIGA」シリーズの新モデルとして、デジタルチューナを搭載したHDD/VHS/DVDの3 in 1レコーダ2モデルを10月20日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は400GB HDD搭載の「DMR-XW40V」が16万円前後、250GB HDDの「DMR-XP20V」が12万円前後の見込み。 XW40V/XP20VともHDD/VHS/DVDの3 in 1レコーダ。アナログチューナと地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載しており、XW40Vは2基のデジタルチューナを内蔵。3 in 1レコーダのデジタル・ダブルチューナは業界初としており、デジタル放送の2番組同時録画が行なえる。 また、両モデルともSDカードスロットを装備。SDHCカードもサポートしており、JPEG形式の静止画と、SD-Video形式のMPEG-2動画も再生可能。さらに、XW40Vは「SD音楽」機能に対応。DVD/CDドライブに入れた音楽CDから、最大8倍速でDIGAのHDDに、最大16倍速でSDカードに録音できるというもので、本体に内蔵した約35万アルバムのデータベースから楽曲情報も自動的に付与。最新楽曲もEthernetを利用してGracenoteのデータベースからネット経由で取得できる。 録音フォーマットはSD-Audio(AAC)で、録音したSDカードはD-snap Audioで再生可能。DIGAをジュークボックスとして利用できるほか、パソコンを使わずに音楽CDからD-snap Audioへ楽曲をコピーするソリューションが構築できる。HDDに録音する際はリニアPCMとAACを選択可能。 搭載するHDD容量は「DMR-XW40V」が400GB、「DMR-XP20V」が250GB、どちらも高画質化回路として「美画質エンジン」を搭載。これは「PEAKSプロセッサー」に、録画済番組や受信中のHD放送も高画質化するという「HDオプティマイザー」を組み合わせた回路の総称。PEAKSプロセッサーには「ディティールエンハンサー」、「バーチャルマルチエンコーダー」、「クリアダイナミックDNR」、「ハイレゾリューションHDコンバーター」が含まれている。 また、XW40Vは録画予約サービス「ディモーラ」に対応し、携帯電話やパソコンを利用して、遠隔地から自宅のDIGAに録画予約が可能。9月に実施されるディモーラの機能強化にも対応しており、新たにデジタル放送の録画予約にも対応。さらに、携帯電話で視聴していたワンセグ放送の番組の続きを自宅のDIGAですぐに録画予約する機能も追加される。 両モデルに1080iまで対応するHDMI出力端子を1系統装備。JPEG静止画をHDMI/D端子を使ってワイドテレビの画面いっぱいに高品位表示できる「テレ写」機能も利用できる。さらに、同社の薄型テレビVIERAシリーズとHDMI接続することで、VIERAのリモコンからDIGAを制御できる「VIERA Link」もサポート。スタンバイ状態から0.9秒で番組表を表示するクイックスタートも備えている。 端子の種類や数は共通で、出力はD4×1、S映像×1、コンポジット×1、光デジタル音声×1、アナログ音声×2を用意。入力はS映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。DV/TS対応のi.LINKも1系統備え、D-VHSへのムーブも行なえる。XW40VはEthernetも装備する。
DVDドライブの書き込み速度は、DVD-RAM 5倍速、DVD-R 16倍速、DVD-RW 6倍速、DVD-R DL 4倍速。DVD+R/RW、DVD+R DLの読み込みにも対応する。外形寸法は430×332×93mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量はXW40Vが7.1kg、XP20Vが7kg
□松下電器産業のホームページ
(2006年8月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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