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株式会社日立製作所は、0.79型液晶パネル搭載のデータプロジェクタ2モデルを9月より順次発売する。無線LANを備え、ネットワークを介した映像出力や制御が可能な「CP-X608J」は9月下旬に発売、価格は693,000円。無線LANを省略した下位モデル「CP-X605J」は9月中旬に発売し、価格は651,000円。 いずれも0.79型/1,024×768ドットの液晶パネルを搭載したデータプロジェクタ。光源は285WのUHBランプで、明るさは4,000ルーメン。マニュアルフォーカスで、1.2倍の手動ズームレンズを装備。投写画面を水平方向に左右1/10画面分、垂直方向に2/5画面分移動しできる「垂直/水平レンズシフト機能」も備えている。 ネットワーク制御機能を搭載。Ethernetでネットワークに接続し、ネットワーク内のパソコン上から時間指定の電源ON/OFFや、内蔵時計の自動補正、ランプ使用時間や異常の監視などの管理が可能。また、専用ソフトを利用して、リモコンと同様のプロジェクタ操作が行なえる。 上位モデルのCP-X608Jは、ネットワークを介して、パソコン画面の出力が可能で、最大4台までのパソコン画面表示や切替が行なえる。また、IEEE 802.11g対応の無線LAN機能を備え、パソコンと無線接続できる。 さらに、SDメモリーカードスロットや、USBメモリ/外付けHDDを接続できるUSB端子も装備。カードやメモリ内のデータを表示することで、パソコンを使わずにプレゼンテーションが行なえるPCレス機能を備える。対応ファイルはJPEG、BMP、PNG、MPEG-4。 下位モデルのCP-X605Jでは、映像のネットワーク出力はできないが、ネットワーク内のパソコン上から静止画像をプロジェクタに送信し、表示させる「静止画転送機能」が利用できる。プロジェクタ内に保存可能な静止画データは4枚まで。 その他のプロジェクタとしての仕様は共通で、ホワイトボードへの投写に最適化した「ホワイトボードモード」や黒と緑の黒板に対応した「黒板モード」も用意。自動台形歪み補正機能なども備える。 出力4Wのスピーカーを上面、左右側面、背面の4ヵ所に設置。自然な立体音場を実現する音質改善技術「SRS WOW」を備えており、広い会場でも臨場感のあるサウンド効果が発揮できるという。 入力はD-Sub 15ピン(アナログRGB)を2系統、M1-D(デジタルRGB)、コンポーネント、コンポジット、S映像を各1系統。音声入力は3.5mmステレオミニを2系統、RCA(アナログ音声)を1系統装備。映像出力はD-Sub 15ピン(アナログRGB)を1系統、音声出力は3.5mmステレオミニを1系統。RS-232Cのコントロール端子も備えている。 外形寸法は418×319×139mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.1kg。レーザーポインタ付きリモコンが付属する。 □日立のホームページ ( 2006年8月23日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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