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Blu-ray Discを支持するソフトウェアメーカー14社、ハードウェアメーカー5社は29日、Blu-ray Discの国内立ち上げ発表会を開催。ソフトウェアメーカー各社が11月3日より順次各社がBD-ROMタイトルを投入することを明らかにした。 タイトル立ち上げの発表会のため、ハードウェアメーカーの製品発表は行なわれなかったが、各社がBD対応ハードウェアを参考出展した。 ■ PS3の実機で初のBD-ROM再生デモ 中でも注目されるのはソニーの出展。11月11日に発売を予定している「PLAYSTATION 3」を展示しており、モックアップではなく実機を使ってBD-ROMソフトの再生デモを行なった。 テレビとはHDMIケーブルで接続しており、ワイヤレスの付属コントローラーでBD-ROMの各種操作が可能。PS2でのDVD再生と同様に、半透明のオンスクリーンディスプレイメニューが表示され、カーソルで機能を選んで決定ボタンで操作できるほか、各ボタンに基本操作も割り当てられている。
デモ機では40Mbpsなどの高ビットレートのMPEG-2動画や、H.264/MPEG-4 AVCのデコードもサポートしており、リニアPCMの5.1chサラウンドの再生など、音声面でもほぼ製品版と同じスペックを実現しているという。デモ映像は全て高ビットレートのMPEG-2。なお、詳しい仕様は9月22日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ 2006」にて公開されるという。
なお、PS3以外の単体プレーヤー/レコーダの国内投入時期について、コーポレート・エグゼクティブSVPの西谷清氏は「近日中に発表を行ないたい。プレーヤーになるのかレコーダになるのか現段階では明言できないが、国内ではレコーダ機能が重要視されていることは認識している」とし、第1弾モデルがレコーダになる可能性を示唆した。 また、HD DVDとの対決について聞かれると、西谷氏は「メーカーとしては買って良かったと思われる製品を出すことが務めだと思っている。良い機器を出せば、市場が判断してくれることだと思う」と語った。
■ そのほか パイオニアは北米向けのBDプレーヤー「BDP-HD1」を展示。国内向けモデルについては「プレーヤーになるのかレコーダにするのかは未定。各社の動きや市場動向を見ながら判断していきたい」としている。 日立はBDレコーダのコンセプトモックを出展。HDDも内蔵したハイブリッドタイプをイメージしており、型番は「DV-DH1000W07」。実働はしておらず、あくまでデザインコンセプトだという。その隣には、CESで発表されたものとほぼ同じBDレコーダを参考出展した。 松下電器でもBDプレーヤーの参考モデルを展示。北米モデルとも別仕様となっており、量産の予定も無いという。ほかにも発売中のPC用BDドライブ「LF-MB121JD」などを展示した。
□Blu-ray Disc Associationのホームページ ( 2006年8月29日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp/yamaza-k@impress.co.jp]
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