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富士通日立プラズマディスプレイ株式会社(FHP)は29日、ALIS方式を採用したプラズマディスプレイパネル(PDP)モジュールの新モデルとして、中国のHD規格に対応した42V型パネルを開発したと発表した。中国市場向けに9月から出荷を開始する。 中国ではHD規格として、テレビセットの性能を規定。解像度が、水平垂直ともに720テレビ本(パネル解像度で1,280×768ドット)以上、輝度が全色で60cd/m2以上あることなど、様々な仕様が定められており、それをクリアしたものをHDテレビとして販売することができる。規格は2007年1月から実施する予定。
新たに開発された42V型パネルは、水平画素数をこれまでの1,024から1,280に増やし、1,280×1,080ドットとした。さらに輝度を1,200cd/m2に高めるなどして基準をクリアした。コントラスト比は10,000:1。サブフィールドの配列を最適化するとともに、動き適応処理やシネマモード専用の設定などを行なう信号処理LSIも備えている。 中国市場では、VGAパネルや垂直解像度720ドット以上のパネルなどが特に区別無く販売されていたという。しかし、2007年1月に導入されるHD規格では、日本など多くの国でHDの呼称が与えられる垂直720ドット以上のパネルよりも、さらに高解像度な1,280×768ドット以上でなければ「HD」を名乗れなくなるため、中国市場向けに独自仕様のパネルを開発したという。なお、同パネルの日本での発売予定は無い。
http://www.hitachi-fhp.co.jp/ □ニュースリリース hhttp://www.hitachi-fhp.co.jp/news/06082942v.html □日立のホームページ http://www.hitachi-fhp.co.jp/ □ニュースリリース http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/08/0829a.html
(2006年8月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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