TASCAM、2Uラック型の業務用CDプレーヤー/MDレコーダ －4倍速ダビングや「タイム・マシン録音」も

9月9日発売 標準価格：120,750円

　ティアック株式会社は、オーディオ制作向けの「TASCAM」ブランドより、CDプレーヤー/MDレコーダ一体型の「MD-CD1B」を9月9日に発売する。価格は120,750円。

　2Uラックマウント対応のCDプレーヤー/MDレコーダ。CDプレーヤー部は音楽CDに加えCD-R/RW/ROM再生にも対応し、収録されたMP3の再生も可能。MP3のID3タグ表示(曲名のみ)も行なえる。

　CD-DA形式で記録されたディスクでは±16%のピッチコントロール再生や、±6半音のキーコントロール再生も可能。キーコントロールON時にピッチコントロールを行なうことで、キーを固定したままスピードのみ変更することもできる。

　トラックの音の立ち上がりをサーチして一時停止するオートキュー機能や、1トラックの再生ごとに次トラックで一時停止するオートレディ機能を搭載。1～30秒のフェードイン/アウト再生や、リモコンのテンキーによるタイムサーチも可能。トラック/ディスクの終了を予告表示するEOM(End Of Message)機能も備える。

　MDレコーダ部はMDLP対応で、録音モードはSP(ステレオ)/MONO/LP2/LP4。1枚のメディアに異なるモードで録音することも可能。また、録音済みの不要な部分を上書き録音できるオーバーライト機能や、入力信号により自動で録音を開始するシンク録音機能、MDをセットしない状態で信号のみモニターできる機能などを搭載。さらに、最大6秒前にさかのぼって録音できる「タイム・マシン録音機能」も装備。

　CD→MDのダビング速度はSPで4倍速、MONO/LP2/LP4では2倍速。等速ダビング時には、CDのピッチ/キーコントロールを反映することも可能。CDテキストのMDへのコピーも可能で、トラックタイトルのほか、ブランクのMDディスクに全曲ダビングした場合にはディスクタイトルも記録できる。また、ID3タグのコピー(曲名のみ。ない場合はファイル名)も行なえる。

　そのほか、MDグループ再生やMD/CDのエンドレス再生も可能。CDと同様に、オートキュー/オートレディ機能も搭載。CD/MD独立したタイマー再生も行なえる。ボリュームはデジタル(-∞、-54～+18dB)。

　入出力端子として、アナログのバランス入出力(XLR)、アンバランス入出力(RCA)、、光デジタル音声入出力、ヘッドフォン出力などを搭載。RS-232C経由での制御にも対応するほか、PS/2キーボードによる操作も可能。外形寸法は493×308×94mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.8kg。リモコンが付属する。

□TASCAMのホームページ
(9月5日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.tascam.jp/

(2006年9月5日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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