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ボーズ株式会社は、パソコンやポータブルオーディオとの接続を想定したアクティブスピーカー「Companion」シリーズの新モデルとして、バーチャルサラウンド機能などを備えた2.1chの「Companion 5」と、2chスピーカー「Companion 2 Series II」を発売する。価格と発売日は「Companion 5」が11月20日で59,850円、「Companion 2 Series II」が12月1日で15,540円。
■ Companion 5 スタンド付きのサテライトスピーカー2chと、ベースモジュール(サブウーファ)1基で構成する2.1chアクティブスピーカー。最大の特徴は、同社の「3・2・1シリーズ」に採用された技術を投入し、デスクトップに設置したフロントスピーカーだけで、1~2人向けにサラウンド再生ができること。 独自のTureSpaceテクノロジを導入して実現したもので、フロントスピーカーには1本に50mm径のユニットをフロント/サラウンド用として計2基、横方向に角度を持たせて内蔵。外観的には2.1chだが独立した2chを1つのスピーカーに内蔵しているため、4.1chシステムとなっている。 パソコンなどと接続することで、デスクトップでも5.1ch相当の広がりのある音場が体感できるという。同社はこのようなニアフィールドのサラウンド再生を「ペアサラウンド」と命名し、新しい利用提案として訴求していくという。 パソコンとの接続にはUSBを利用。USBオーディオとして動作し、デコード機能を持ったDVD再生ソフトと組み合わせることで、ドルビーデジタルやDTSなどの5.1chサラウンド音声を、2.1chで再生できるという。ただし、スピーカー自体にデコーダは内蔵していない。
また、様々なソースを5.1chへデジタル変換する独自の「Bose Digital」も備えており、2chのCDや、モノラルの映画などを再生した場合でも、5.1ch相当のサラウンドとして再生できるとしている。ほかにも、小音量でもバランスの良い再生が行なえるという「P.A.P.回路」も備えている。なお、電源はUSBからではなく、ベースモジュールをコンセントに接続する必要がある。 円形のコントロールユニットを同梱しており、天面にタッチすることでミュートが可能。さらに、円形ユニットの側面を回すことでボリューム調整も行なえる。また、ヘッドフォン出力とステレオミニのライン入力もコントローラーに備えており、ポータブルオーディオとも手軽に接続できるという。
フロントスピーカーとコントロールユニットはベースモジュールに接続する。入力端子はUSBとコントロールユニットのライン入力のみ。アンプもベースモジュールに内蔵しており、定格出力はフロント用が12W×4ch、ベースモジュール用が60W×1ch。 外形寸法と重量は、フロントスピーカーが147×97×225mm(幅×奥行き×高さ)で850g(コード込み)。ベースモジュールは173×425×218mm(同)で、8.3kg。フロントスピーカーのスタンドは取り外しできない一体型となっている。
□ニュースリリース
■ Companion 2 Series II 2chのアクティブスピーカーで、シルバーモデルとブラックモデルの2種類を用意する。57mm径のフルレンジユニットを1基搭載したスピーカーで、エンクロージャはリアバスレフ。搭載するアンプの定格出力は5W×2ch。 後方に約15度傾いた筐体デザインが特徴で、デスクトップ上に設置した際にリスナーの耳に向けて音を放出できるほか、デスク上で特定の周波数が反射して音を濁らせる「バウンダリー現象」を防ぐ狙いがある。
ほかにも、独自の「N.F.S.E技術」を投入することで、ニアフィールド・リスニングでも豊かな臨場感/音場感が創出できるという。さらに、小音量時でもバランスのとれた再生が行なえるという「P.A.P回路」なども備えている。 入力はアナログ音声(RCA)を2系統背面に装備。RCAとステレオミニの変換ケーブルと、両端がRCAのケーブル2本を同梱する。また、前面にはボリュームコントロールとイヤフォン出力を備えている。外形寸法は80×150×190mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は右が1.05kg、左が0.89kg。
□ボーズのホームページ
(2006年9月26日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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