◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
ビクター、フルHDビデオカメラ用システムを開発
-「FUJINONレンズ」を民生カメラで初採用


IFAに出展された3CCD搭載のEverio HDモデル

9月29日発表


 日本ビクター株式会社は、コンシューマ向けとして初めてFUJINONレンズを採用したフルHDの3CCDカメラシステムを開発。同システムを搭載したフルHD撮影可能な「ハイビジョンHDDムービー」の試作機を10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006」にて参考展示する。

3CCD搭載のEverio HDモデルモックアップ。ズーム倍率は公開していないが、レンズ部のプリントから推測すると光学10倍ズームと思われる

 新開発の1/5型、総画素1,016×558ドット(有効976×548ドット)の16:9のプログレッシブスキャンCCDを3枚使用。斜め画素ずらし構造を採用することでフルHD(1,920×1,080ドット)に対応する。

 新CCDでは、従来比約2倍の画素サイズ(3.28×3.28μm)を持ち、MTF(Modulation Transfer Function)や感度の向上を図っている。入力信号は1080pとして処理した後、1080iに変換し記録する。

 レンズには、放送局向けカメラでの採用例が多いフジノン株式会社の「FUJINONレンズ」を採用。非球面レンズを3枚利用し、そのうち1枚は高屈折率高屈折硝材を用いている。ズーム倍率は公開していないが、ワイド端でF1.8、テレ端でもF1.9とF値の落ち込みを最小に抑えているという。また、放送向けレンズと同じ「NEW EBC(Electronic Beam Coating)コート」を採用し、レンズ表面の不要な反射やフレア、ゴーストなどを抑制している。

 CEATECに出展する試作機は、同カメラユニットを内蔵し、同社のスーパーハイエンドプロセッサ、高画質信号処理エンジン「Megabrid」などを活かして、HD記録に対応する。

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2006/fullhi-vision_ccd.html
□関連記事
【9月5日】【IFA その他編】ビクター、EverioのHDモデルを参考出展
-シャープはBlu-rayシアターシステムをデモ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060905/ifa10.htm

( 2006年9月29日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.