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シャープ株式会社は、業界最薄サイズの地上デジタル/地上アナログ/衛星デジタル放送受信用複合フロントエンド(復調内蔵タイプ)「VA1R5JF8002」を開発。10月中旬よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は20,000円。量産時期は2007年1月、月産台数は30,000台の予定となっている。 VA1R5JF8002は、同社の液晶テレビ「AQUOS」の開発で培ったフロントエンド技術を活用した、3波複合フロントエンド。同社独自の高周波ICの搭載と高周波回路技術、高密度実装技術により、3波の受信回路を1パッケージにまとめ、業界最薄サイズの12.7mmを実現。実装面積でも、同社従来の3台の単機能フロントエンドを搭載する場合と比較して、約45%のスペースを削減できるとしている。 地上放送と衛星放送の同時受信も可能。高い対隣接チャンネル妨害特性、低フェーズノイズ特性により、弱電界域でも良好な受信を実現し、広帯域アンプの歪(ひずみ)特性の向上により、弱電界域から強電界域まで幅広いダイナミックレンジを確保したとしている。 出力形式は地上デジタルと衛星デジタルがMPEG-2 TS、地上アナログがCVBS信号出力、SIF信号出力。PC上で制御可能な、サポートツール(評価ボード/評価ソフト)も提供される。地上デジタル最小入力レベルは-75dBm。電源電圧は1.5/2.5/3.3/5.0V、消費電力は2.5W。外形寸法は85.5×45.2×12.7mm(縦×横×厚さ)となっている。 □シャープのホームページ ( 2006年10月4日 ) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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