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オーディオテクニカ、約2万円のカナル型イヤフォン最上位モデル
-同社初となるバランスド・アーマチュア方式を採用


11月24日発売

標準価格:22,050円


 株式会社オーディオテクニカは、カナル型(耳栓型)イヤフォンの最上位モデル「ATH-CK9」を11月24日に発売する。価格は22,050円。カラーリングはブラック(BK)とホワイト(WH)の2色を用意する。

 同社は2005年11月に「ATH-CK7」(オープンプライス/実売約1万円)でカナル型イヤフォン市場に参入。以降CK5やCK5NAなどを投入し、10月20日には18通りの装着が可能な「ATH-CK6」(6,090円)を発売するなど、ラインナップを拡充している。

 新モデルCK9は、CK7の上位モデルとなり、カナル型イヤフォンの最上位モデルと位置づけられる。最大の特徴は同社製品として初めて、バランスド・アーマチュア方式のドライバーを採用したこと。通常のダイナミック型ユニット(11mm径)を採用したCK7よりも、繊細な再生が行なえるという。

カナル型の最上位モデル ブラックモデルも用意する CK7(左)とのサイズ比較。形状的に、より耳の奥に挿入しやすくなっている

 遮音性や音漏れ防止を重視したという筐体デザインを採用。そのまま耳に挿入する着け方に加え、耳の裏にコードを通して利用することもできる。

 コード長は1.5mでY型。出力音圧レベルは104dB/mW。最大入力は3mW。インピーダンスは30Ω。プラグ部はストレートのステレオミニで金メッキが施されている。ハウジングは密閉式。イヤーピースは大/中/小の3サイズを同梱。キャリングポーチも付属する。

ユニット部。CK7はダイナミック型ユニットだが、CK9では同社として初めてバランスド・アーマチュア方式のドライバーを採用している コードはY型で1.2m

 発表会場でCK7との簡単な比較試聴を行なったところ、CK9は高域の解像感が高く、繊細なイメージを受けた。だが、再生帯域が高域に寄ることもなく、非常にバランスが良い。CK7特有のきらびやかな高音など、固有のキャラクターは抑えたモニター調の音色。形状的に耳の奥まで押し込みやすくなっており遮音性や低音の再生能力は高い。そのため、音像や音場のサイズはCK7と比べ、頭の中心側に狭くなる印象だ。

□オーディオテクニカのホームページ
(10月5日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.audio-technica.co.jp/
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(2006年10月5日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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