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株式会社デノンコンシューママーケティングは、単品コンポ新シリーズ「CXシリーズ」として、プリメインアンプの「PMA-CX3」と、SACDプレーヤー「DCD-CX3」の2モデルを11月下旬に発売する。価格はどちらも126,000円。カラーリングはどちらもプレミアムシルバーのみ。 「音楽と人を結ぶ上質なパートナーシップの象徴」をテーマとしたCXシリーズのモデル。両モデルで統一感のあるデザインを採用。フロント/トップ/サイドパネルにはアルミ材を使用。アンプのボリュームノブにはパイプの材料として使われる木材(ブライヤー)を使用。プレーヤーのトレーには厚さ5mmのアルミを使用している。
■ PMA-CX3 定格出力75W×2ch(8Ω時)、最大出力150W×2ch(4Ω時)のピュア・オーディオ用ステレオプリメインアンプ。新開発のアナログ高効率アンプ回路を搭載。高いスピーカー駆動能力を持つほか、プリ部とパワー部を電源を含めて分離した構造を採用。信号干渉を抑えて、パワフルかつクリアな再生が行なえるという。 電源回路には、独自に開発した制御方式を投入。瞬間的なピーク電流も十分に供給できる能力を持ち、立ち上がりの早い音にも追従。「ギターの小刻みなカッティングや打楽器のアタック音も正確に再現する」という。また、出力段電源回路にはオリジナルのコンデンサを採用。高品位かつ安定した電源供給が行なえるという。 ボリュームノブには前述の通りブライヤーを使用。アルミダイキャストと組み合わせており、異種素材の組み合わせ構造で共振を低減している。ほかにも、各処理/出力段において、それぞれの電源とグランド回路を分離。回路間の干渉や、グランド回路への電流流入を防いでいる。
MM/MCの両方に対応したPHONOイコライザーを搭載。また、別売のiPod用コントロールドック「ASD-1R」(オープン/実売13,000円前後)を利用して、iPodを接続/制御できるコントロール端子も備えている。そのほかの入力端子はアナログ(RCA)を4系統装備。CD入力用には真鍮削り出しの端子を使用している。 AM/FMチューナも内蔵。スピーカーターミナルは金メッキを施した真鍮削り出しで、極太ケーブルも装着できるという。外形寸法は300×341×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5.5kg。
■ DCD-CX3 上級機種で培ったドライブメカ技術を投入したというSACDプレーヤー。新開発のオリジナルドライブメカを採用しており、ピックアップのレーザービームの光軸ズレや、ディスク回転時の揺れによる共振を抑えることで、読み取り精度の向上を図っている。また、CD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルの再生もサポートする。
独自の「AL24 Processing」を搭載。ALPHA Processing技術から、より量子化歪みを低減し、ハイビット化/ハイサンプリング化にも対応させたアナログ波形再現技術。ほかにも、DACをマスタークロックとして、クロックを各デバイスへ供給する設計を採用している。 電源部には、デジタル系とアナログ系で個別の電源トランスを搭載。ディプレイ表示用とデジタルデータのパルス信号をOFFにし、アナログ回路の音質を向上させる「ピュアダイレクトモード」も利用可能。
出力端子はアナログ音声(RCA)、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。外形寸法は300×310×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量7kg。
□デノンのホームページ
(2006年10月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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