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日本放送協会(NHK)は16日、電子タグを利用した簡単リモコンを開発したと発表した。10月22日から京都で行なわれる「国際ユニヴァーサルデザイン会議2006」にて展示される。
電子タグは情報を記憶させたICとアンテナで構成されている。リーダにかざすだけで、非接触で情報を送受信できるのが特徴で、一部交通機関の定期券で利用されているほか、店舗の商品タグへの導入なども推進されている。 開発された電子タグリモコンは、リーダを内蔵したななみちゃん人形(リモコン本体)と、電子タグを内蔵したカードで構成される。リモコンの操作手順を記憶させたカードを、人形にかざすことで、その操作がテレビに向けて発信される。
NHKでは利用例として「最新ニュース」や「Jリーグ」、「円と株」などのカードを用意。「デジタルテレビのリモコンでは、データ放送などのコンテンツを視聴するために、テレビ画面を見ながら様々なボタンを複数回操作する必要がある。しかし、電子タグリモコンではカードをかざすだけで容易に選択・表示が行なえる」と説明。電器機器の操作が不得意なユーザーにも、デジタル放送を楽しめるよう工夫したとしている。
□NHKのホームページ
(2006年10月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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