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ヤマハ株式会社は、薄型テレビにフィットする一体型筐体のサラウンドシステム「デジタル・サウンド・プロジェクター」の新モデルとして「YSP-1100」を11月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は137,000円前後の見込み。ボディカラーはブラック(B)とシルバー(S)が用意される。 YSP-1100は42型以上の薄型テレビとの組み合わせを想定し、薄型/横長の筐体に4cm径の小型フルレンジユニット40個と11cm径ウーファ2個、デジタルアンプを搭載する5chサラウンドシステム。指向性の高い音をビーム状に放出し、部屋の壁や天井などに反射させ、サラウンドを実現する。 センターチャンネルの音は真っ直ぐ正面に放出、左右のフロントチャンネルは本体と視聴者の間にある左右の壁に反射、リアの左右チャンネルは視聴者の真横あたりの壁に一旦反射させ、その音をさらに視聴者後ろの壁で反射、背後から音が聴こえるようにする。 独自の音響測定/最適化技術「インテリビーム(IntelliBeam)」をブラッシュアップ。リモコンのダイレクトキーを押すだけで、部屋の音響測定を開始し、約3分で音響処理やビーム特性を部屋に最適化する。測定用マイクを本体に取り付けて測定できるなど、使い勝手の向上を図ったという。 また、視聴位置からボタンを長押しするだけで、視聴者の位置を特定する新機能「マイビーム」も搭載。ビーム角度を視聴者の位置に向けて切替えることで、通常のリビング利用などのスイートスポット以外の、キッチンやダイニングなどでも音声を聞き取りやすくする。なお、マイビーム利用時には音声はモノラルとなる。
ビームモードも5chの「5ビーム」のほか、コーナー設置用の「ステレオ+3ビーム」などのモードを用意。ナイトリスニングモードも搭載する。 ドルビーデジタルやDTS、AACなどのデコードに対応するほか、サラウンドモード「シネマDSP」を搭載し、音楽/映画/スポーツの各ジャンルを用意。音楽はミュージックビデオ/コンサートホール/ジャズクラブ、映画はSFX/スペクタル/アドベンチャーが選択でき、合計7モードが利用できる。低音の増強にSRS TruBassを搭載する。 デジタルアンプの出力は、2W×40ch、20W×2chの総合120W。音声入力は、アナログ、光デジタルを各2系統、同軸デジタルを1系統用意。映像入力も搭載され、コンポーネント2系統、コンポジット3系統を備える。出力端子はサブウーファプリと、コンポジット、コンポーネントを各1系統装備する。 外形寸法は1,030×118×194mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13kg。専用リモコンなどが付属する。 □ヤマハのホームページ ( 2006年10月19日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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