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CAVジャパン株式会社は、中国CAV AUDIO製の4ウェイフロア型スピーカーや5chスピーカーシステム、サブウーファなど14製品を10月中旬より順次発売する。仕様や予定価格は下表の通り。
■ MD-EX3
低域で発生する振動からの中高域の独立を図り、それぞれを別筐体にしたバスレフ型の4ウェイスピーカー。ユニットは30cm径ウーファと、16cm径ミッドレンジ、4.8cm径シルクドームツイータ、8mmリボンツイータ採用のスーパーツイータで構成する。 再生周波数帯域は30Hz~40kHz、クロスオーバー周波数は150Hz/2.2kHz/8.5kHz。出力音圧レベルは90dB、最大入力は300W。インピーダンスは6Ω。 スピーカーターミナルはバナナプラグ対応で、バイワイヤリングが可能。外形寸法は390×480×1,100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は48.8kg。専用ベースやケーブルなどが付属する。
□製品情報(英文) ■ Fi-EX
20cm径ウーファ×1、10cm径ミッドレンジ×2、3.5cmシルクドームツイータで構成するバスレフ型スピーカー。ウーファは側面(内側)に搭載している。スピーカーユニットは欧州製、エンクロージャには南米産の天然木材を使用。全てハンドメイドで製造され、研磨処理は13回施されているという。 再生周波数帯域は40Hz~20kHz、クロスオーバー周波数は220Hz/2.3kHz。出力音圧レベルは87dB、最大入力は180W。インピーダンスは6Ω。 スピーカーターミナルはバナナプラグ対応で、バイワイヤリングが可能。外形寸法は255×395×1,180mm(幅×奥行き×高さ)、重量は25.5kg。専用ベースやバナナプラグ付きケーブルなどが付属する。
□製品情報(英文) ■ TT-7000
フロントの「TT-7000」と、センター「TT-7000C」、リア「TT-7000S」で構成する5chスピーカー。フロントスピーカーのユニットは、ウーファが10cm径×3、ツイータが2.5cm径×1となっている。周波数特性は45Hz~20kHz(1.5dB)。 筐体はアルミダイキャストで、鏡面仕上げを施している。フロントスピーカーの外形寸法は148×77×1,212mm(幅×奥行き×高さ)。
□製品情報(英文) ■ QW400-QQ100
45Wアンプ内蔵の2.1chスピーカーシステム。10cm径ウーファ×2基と、8cm径フルレンジ×2chで構成する。アンプ出力は10W×2chと25W(サブウーファ)。筐体にアルミダイキャスト素材を採用している。 入力端子はアナログ音声が2系統。バスパワー駆動用のUSB端子も備える。周波数特性はフルレンジ150Hz~20kHz、サブウーファ20Hz~150Hz。外形寸法はフルレンジが110×82×140mm。サブウーファが318×268×160mm。リモコンが付属する。
■ Q3B
背面にダクトを備えたバスレフ型アクティブサブウーファ。ドライバユニットは20cm径。エンクロージャはアルミダイキャスト製で、縦置き/横置きが可能。アンプ出力は100W。周波数特性は25~200Hz(1.5dB)。外形寸法は440×350×250mm(幅×奥行き×高さ)。
□製品情報(英文) ■ 320W
密閉型のアクティブサブウーファ。アンプ出力は100W(RMS)。ドライバユニットは20cm径。周波数特性は35~200Hz(8Ω)。ACはインレット型。外形寸法は280×365×320mm(幅×奥行き×高さ)。
■ 国内では’07年度売上5億を目標。日本向け製品開発も
中国のCAVは、広東省の広州に自社工場を持ち、広州や北京などの約1,500の店舗で展開。売上ベースでのシェアは15%となっている。また、米国やカナダ、EUなど50カ国以上でも販売やOEM事業を行なっている。CAVジャパンは中国本社との合弁会社として設立され、今回発表された製品が日本での第一弾となる。 CAVジャパンの法月利彦社長は販売目標について「発売当初はオーディオ専門店を中心に展開し、2007年3月までの6カ月間で4,000万円の売上が目標。量販店での販売も順次行ない、次期の2007年度(~2008年3月)では、売上5億円を目指す」としている。輸入代理店ではなく、本社との合弁企業である点を活かし、今後は日本向け製品の開発にも着手するという。
(2006年10月20日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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