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9.11のアメリカ同時多発テロ。ハイジャックされた4機の中で、唯一目標に到達せずに墜落したユナイテッド93便にスポットを当て、その中で何が起こっていたのかを描いた映画「ユナイテッド93」がDVD化される。 機内の人々は飛行機電話や携帯電話で家族に状況を聞き、また最後のメッセージを家族に残した。亡くなった44人の家族や友人、空港管制官、軍など関係者が協力。膨大なインタビューを敢行し、「その時」の状況をできる限り事実に即して撮影。その結果、爆弾を体に巻き付けたテロリストを制圧するため、最後まで戦う乗客達の姿が浮かびあがっていく。 亡くなった乗客・乗員には、あえて無名の俳優を起用。さらに93便に連絡を取り続けた管制官や、ハイジャックの状況を追い続けた軍関係者が本人役で出演。主役を特定するのではなく、各所で奮闘する人間たちの姿をそのまま捉えたドキュメンタリー作品となっている。
監督は「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス。特典として監督による音声解説や、劇中で乗客を演じた役者達が遺族と対面する姿を収めた「俳優と遺族」、遺族のインタビューを収めた「あの日からの遺族」、犠牲者の姓名、仕事や学業の略歴、93便搭乗の理由などを紹介するコンテンツも収めている。
□DVD発売一覧
【2006年11月30日】 ■ ユニバーサル ピクチャーズ 【2006年12月6日】 ■ ポニーキャニオン 【2006年12月8日】 ■ 東映ビデオ
(2006年10月27日)
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