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セイコーエプソン株式会社は、携帯機器向けのテレビ出力機能を組み込んだデジタルビデオエンコードLSI「S1D13771」を開発した。2007年1月よりサンプル出荷を開始。サンプル価格は600円。2007年1月より量産出荷を開始する。 パッケージにW-CSPを採用した小型のビデオエンコードLSI。外形寸法は4.46×4.46×0.83mm(縦×横×厚み)で、5月に発売したテレビ出力対応LSI「S1D13746」(7×7×1.2mm)から機能を省略し、小型化/低価格化した。 「Bi-Cubic補正付スケーリング機能」により、入力画像を縮小し格納することで、表示用バッファを減らしたほか、S1D13746で搭載していたS映像出力やワイドビジョン対応、マクロビジョン対応などの機能を省略するなどして、小型化を実現した。同社では、携帯端末のTV出力機能としての利用や低価格機器などへの搭載に最適としている。 S1D13746同様、ITU-R BT656やITU-R BT601などのフォーマットに準拠したデジタル画像データの入力を行なわずにシステムバスなどに直結できるので、CPUの種類を問わず、様々なシステムへの組み込みが可能。NTSC/PALの両方式に対応し、コンポジット映像出力を備える。 入力CPUインターフェイスはIntel 80系の8bit CPU busに対応。動作周波数はtyp.18~27MHz。動作電圧はコア電源が1.5V、I/O電源が1.8~3.3V、アナログ電源が3.0V。 □セイコーエプソンのホームページ ( 2006年10月30日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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