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ヤマハ株式会社は、DivX再生に対応するユニバーサルプレーヤー2モデルを12月上旬より発売する。 上位モデルの「DVD-S2700」と、筐体設計や、搭載する回路の省略などで低価格化した「DVD-S1700」の2モデルを用意。価格はDVD-S2700が126,000円、DVD-S1700が63,000円。ボディカラーはいずれもゴールド。 ■ DVD-S2700 バージョン1.1のHDMI出力を備え、オーディオ伝送や1080p出力が可能なユニバーサルプレーヤー。HDMI出力は、720p/1080i/1080pへのアップスケーリングにも対応する。 DVDビデオ/DVDオーディオ/SACD再生に対応するほか、DVD±R/RW、CD-R/RWの再生や、DVD/CDに記録したMP3/JPEG/WMA/DivX再生に対応する。ただしVRモード記録のディスク再生は行なえない。DVDドライブは、静振性の高いドライブを内蔵し、安定したディスク再生が可能。 オーディオディスク再生時には、映像系回路とフロントパネルのディスプレイ表示をオフにして、音の純度を高める「オーディオダイレクトモード」を備える。また、リモコン操作により、HDMI出力をオフにしたり、デジタル音声出力をオフにできるため、アナログオーディオプレーヤーとしてよりピュアなクオリティ追求が可能という。 ビデオDACにはアナログ・デバイセズ製12bit/216MHzを搭載し、画面のちらつきやジャギーノイズを軽減するファロージャDCDiも備える。 オーディオDACは、シーラスロジックの24bit/192kHzを4個搭載し、2ch出力部と5.1ch出力部の全8chに割り当てている。 強化フレームにより剛性を高めたマルチルーム構造を採用。電源部とディスクドライブ部、ビデオ/オーディオ部の3つの部品類をそれぞれのフレームごとに分離/独立したほか、ビデオとオーディオの基板もそれぞれ別基板として完全に分離することで、各回路間の相互干渉による信号劣化を排除している。 電源部には、オーディオ回路専用トランスを搭載。電源供給を安定化し、セパレーション強化を図っている。また、シールドカバーを備え、電源部から発生するノイズが他の回路に影響を与えないように設計している。コンデンサなど各部パーツにはヤマハのカスタムパーツを採用し、高度な音質チューニングを施していると言う。 S/N比は120dB以上、ダイナミックレンジは106dB、全高調波歪率は0.001%。 映像出力端子はHDMI、コンポーネント、D2、S映像、コンポジットを各1系統。音声出力端子は、光デジタル、同軸デジタルを各1系統、2chアナログ、5.1chアナログを各1系統備える。 外形寸法は435×308.5×107mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.3kg。ボタン類が点灯する照光式リモコンなどが付属する。 ■ DVD-S1700
DVD-S2700と再生機能などについては同等ながら、筐体設計を変更し、使用する回路の一部を省略した。1080p対応のHDMI出力を搭載し、静振性ドライブを装備。DVDビデオ/DVDオーディオ/SACDなどの各ディスク再生や、MP3/WMA/JPEG/DivXファイル再生、オーディオダイレクトモードなどの機能は同様に利用が可能。 音声回路部と映像回路部のエリアを分離した基板を内蔵し、信号の相互干渉を排除する回路設計を採用。ビデオDACはDVD-S2700と同等だが、オーディオDACは、シーラスロジックの24bit/192kHzを1個のみ備える。 S/N比は115dB、ダイナミックレンジは105dB、全高調波歪率は0.002%。 映像出力端子はHDMI、D2、S映像、コンポジットを各1系統。音声出力端子は、光デジタル、同軸デジタルを各1系統、2chアナログ、5.1chアナログを各1系統備える。 外形寸法は435×284.5×87mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。付属リモコンは照光式ではない。 □ヤマハのホームページ ( 2006年10月31日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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