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ボーズ、独自形状採用の同社初イヤフォン
-15,540円。「トライポート」技術採用


12月1日発売

標準価格:15,540円


 ボーズ株式会社は、同社初となるイヤフォン「ボーズ・インイヤーヘッドフォン」を12月1日に発売する。価格は15,540円。店頭での販売も実施。直営店や直販サイトでも販売する。

 外観的にはカナル型(耳栓型)に近いが、独特の形状のイヤーピースを採用。耳の穴の中に全てを挿入するわけではなく、イヤーピースの根元が膨らんでおり、耳穴に合わせた小さな突起が設けられている。耳穴の手前のくぼみに、ピースの膨らんだ部分を乗せるように装着する。

裏面 ユニットからイヤーピースを外したところ 特徴的な形状のイヤーピース

 イヤーピースはシリコン製。耳穴に入れないため違和感や圧迫感が少ないのが特徴。くぼみから穴全体を覆うようになるので遮音性も保たれている。イヤーピースはS/M/Lの3サイズを用意しており、装着部のカラーが異なる。Sはホワイト、Mはグレイ、Lはブラック。ピースは半透明なので、装着した場合でもカラーの違いが透けて見えるようになっている。

装着方法。左図のように押し込まず、耳のくぼみに置くように装着する 付属のイヤーピース。サイズやカラーが選べる

独自のイヤーピース形状を採用したことで、カナル型より負担の少ない装着感を実現したという

 カナル型とも、インナーイヤーとも異なることから同社では「インイヤー」と呼称。米国では「TriPort IE(インイヤー)」と呼ばれているが、日本では装着方法をそのまま名称に使用「ボーズ・インイヤーヘッドフォン」となる。

プラグの根元にパッシブのイコライジング回路を内蔵している

 既発売の密閉型ヘッドフォン「TriPort」と同様に、ハウジング部に計3つの穴を設け、ハウジング内部の空気を制御。より豊かな低音を再現するという「トライポート」技術を採用している。

 さらに、ステレオミニジャックの根元部分にパッシブのイコライジング回路を内蔵。プレーヤーの再生音を、イヤフォンに最適になるよう周波数特性を自動調整。人間の聴覚に最適なバランスの音楽再生が行なえるとしている。

 ユニットサイズは16mm径。ケーブルはY型で、長さは126cm。コードも巻いて収納できるキャリングケースを同梱する。Mサイズのピースを付けた際の重量は約20g。ケースのサイズは6.8×5.7×2.7cm(幅×奥行き×高さ)。

付属のキャリングケース。ケーブルも収納できる


■ 装着方法を名称に

 広報宣伝部の井上克也氏は、同日発表の「ボーズ・オンイヤーヘッドフォン」(12月1日発売/24,990円)とともに、新製品を紹介。「iPodに代表されるデジタルオーディオプレーヤーの登場により、イヤフォンやヘッドフォンのユーザー層が拡大。ファッション性も求められるようになった。また、プレーヤーに内蔵できる楽曲が増えたことで長時間装着するシーンも多くなった」と説明。

 その結果「高音質、快適性、ファッション性がこれから求められる要素。ボーズは小型でも高い性能を持つ製品を得意とするが、初のイヤフォンとして、これまで培った技術を投入した」と語り、独自形状のイヤーピースやイコライジング回路などの利点を説明した。

 新しい装着方法については「最初は無理に耳の中に押し込もうとする人も多いかもしれない」とし、“耳のくぼみに置くような装着方法”自体を前面にアピール。前述のように名称も「インイヤーヘッドフォン」とし、特徴的なイヤーピース構造と装着方法が生み出す利点を訴求ポイントとしていく。

 なお、ノイズキャンセル機能を持たないヘッドフォン/イヤフォンラインナップは「TriPort」を含め「インイヤー」、「オンイヤー」の3機種展開となる。いずれもトライポート技術を採用していることから、現在の「TriPort」を「アラウンドイヤーヘッドフォン」に名称変更を予定。「“ボーズオーディオヘッドフォン”のラインナップはインイヤー、オンイヤー、アラウンドイヤーと、装着方法をそのまま名称として展開していく」とした。

同時発表された「ボーズ・オンイヤーヘッドフォン」 広報宣伝部の井上克也氏 “ボーズオーディオヘッドフォン”のラインナップ。装着方法を表現したアイコンも用意し、訴求していく

□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2006/110802.html

(2006年11月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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