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日本ポラロイド株式会社は、地上デジタルチューナとHDMI端子を搭載した32/20型液晶テレビを、量販店のコジマにて12月初旬より順次販売する。価格はオープンプライスで、発売時期と店頭予想価格は、32型の「FLJ-3235」が12月初旬発売で10万円前後、20型の「FLJ-2035」が12月中旬発売で7万円前後の見込み。
両モデルともアスペクト比は16:9で、解像度は1,366×768ドット。輝度は32型が550cd/m2、20型が450cd/m2。コントラスト比は32型が1,000:1、20型が700:1。応答速度は8ms。視野角は32型が上下左右170度、20型が上下140度/左右160度。 【12月6日訂正】 両モデルともアスペクト比は16:9で、解像度は1,366×768ドット。輝度は32型が550cd/m2、20型が500cd/m2。コントラスト比は1,000:1。応答速度は8ms。視野角は32型が上下左右170度、20型が同176度。 パネルメーカーは公表していないが、「ポラロイド全体としては基本的に中国、台湾、韓国で開発/製造されたものを販売している」(伊藤裕太社長)という。
同社は、「写真業界で培ったイメージングの目で色調整をした。アナログ入力時は、純度の高い白を基調に、『赤・青・緑』の色を忠実に表現する」としている。
チューナは地上デジタルチューナと、地上アナログを搭載。映像入力端子はHDMI×1、D4×1、S映像×1、コンポジット×2。32型はアナログRGB(D-Sub 15ピン)も装備する。ヘッドフォン出力も搭載する。地上デジタルのEPGに対応するが、表示画面は3チャンネル分の一覧表示となっている。データ放送には対応しない。
32型にはピクチャー・イン・ピクチャー機能や、ピクチャー・アウト・ピクチャー機能を装備し、PCからの外部入力映像をテレビと同時に表示可能。なお、HDMI入力からの同時表示や、地上アナログ/デジタルの同時表示は行なえない。内蔵スピーカーは両機種とも10W×2ch。
外形寸法と重量は、32型が807.7×246.3×645.7mm(幅×奥行き×高さ)、21.2kg。20型は525.3×230×477mm(同)、11.4kg。
■ 家電に本格参入。ティア2でトップを目指す
同社は、2月に発表したポータブルDVDプレーヤーで、国内家電事業に参入するとしていたが、液晶テレビの発売に伴い、「本格参入」を宣言。 伊藤裕太代表取締役社長は、同社の強みとして第一にブランド力を挙げ、過去8年で32億ドルの広告予算を投じたことにより既に認知度が高いと説明。調査会社のデータを例に「ソニー、コカ・コーラ、ナイキに次ぐ好感度」としている。 競合とされる低価格テレビメーカーの各社と比べ「社名の認知も含めると81.9%で、消費者の選択要因として位置付けられる。テレビやデジタル家電では“ティア2(teir 2/第2層)”にあたるが、(低価格テレビを扱う)アジアメーカーとは違い多額の投資を必要とせず、研究開発力への支持も確立しているため、ノンブランドではない」と述べた。
販路については当初量販店のみとなっており、直販での扱いは予定していない。「直販サイトでは、よく理解して買ってもらうという体制にはまだなっていない。実物を見て、納得して買ってもらえる方をとる。ポータブルDVDプレーヤーでは日本の大手量販店トップ10のうち半分以上で扱われている。理解してもらえるチャネルがあれば、できる限り多くで販売したい」とした。 伊藤氏は「“ティア1”(大手)と勝負するほど大それたことは考えていない。高級ブランド品だけでなく日用品ブランドがあるように、機能を絞り込んで必要条件を満たした製品を販売することにより、ティア2でのトップを目指す」とした。 同社は、液晶テレビ以外にも、メモリーカード内の静止画をスライドショー再生する「デジタルイメージフレーム」2製品を12月初旬より発売。 SD/CF/メモリースティックなどのカード内に入った静止画表示が可能で、10.4型「IDJ-1030」(実売25,000円前後/解像度640×480ドット)にはMP3再生機能も搭載する。5.6型「IDJ-0560」(実売15,000円前後/解像度320×234ドット)は静止画表示のみ対応。家庭向けのほか、店頭ディスプレイなどの用途も想定している。
□日本ポラロイドのホームページ
(2006年11月16日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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