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NTTドコモと株式会社角川グループホールディングス(角川GHD)をはじめとする角川グループは27日、携帯電話向け映像コンテンツ市場の開拓や活性化を目的に包括的な業務提携を行なうと発表。提携に合わせ、ドコモは角川GHDへ資本参加することにも合意した。 ドコモは、HSDPAなどの高速通信の普及に伴い、携帯電話向けの映像コンテンツ市場で事業ノウハウや顧客基盤を活用。角川グループの映画やアニメなどに関連するコンテンツ配信を共同で企画する。映画の公開やプロモーションに連動した映像のほか、携帯電話から先行配信するオリジナル映像も制作予定。角川グループが主幹事となる政策委員会へのドコモの参画も検討する。 また、ヘラルド・エンタープライズが運営する映画館「シネプレックス」(11拠点/92スクリーン)において、おサイフケータイのクレジットサービス「iD」による決済を2007年6月30日までに導入予定。角川グループはiモード上で約40サイトを展開しているが、提携を機にサイト間シナジーを高め、総合的なモバイルコンテンツ供給基盤を確立するとしている。 ドコモは、提携に合わせて、角川GHDの発行済株式総数の3.78%に当たる普通株式103万1,000株を、第三者割当増資により約40億円で取得。取得日は12月12日を予定している。
(2006年11月27日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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