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社団法人地上デジタル放送推進協会(D-pa)と、社団法人BSデジタル放送推進協会(BPA)は28日、11月に開催した臨時総会において、両協会が事業統合を行ない、2007年4月から1つの新団体として事業を開始することで合意に至ったと発表した。新団体の名称は社団法人デジタル放送推進協会で、略称はDPA。 今後は新団体の定款、事業計画、予算、役員体制などの詳細を詰め、2007年1月下旬に両団体の運営委員会、理事会で承認。同2月に予定している両団体の総会で決議を行なう。その後、総務大臣へ許可申請なども行なわれる。 これまで、D-paは地上デジタル、BPAはBSデジタル放送の普及促進活動をそれぞれ実施してきた。しかし、市場では3波共用チューナを内蔵した製品が主流。両団体の主要な会員は放送事業者と受信機メーカーであり、業務内容も共通したものが多いのが実情だ。 こうした状況を踏まえ、両団体は「今後のユーザーへの訴求には、地上/BSデジタルが一体となった普及促進や周知広報が効果的」と判断。2006年4月に統合新団体を設立することをと目標に掲げ、6月以降検討を重ねてきたという。 事業目的としてはこれまでと同様に、「地上/BSデジタルの普及促進や、アナログからデジタル放送への円滑な移行を目指す」としており、著作権保護に関する業務や、デジタル放送に関する調査・研究活動も実施していく。
統合後の事務所は、現在D-paの事業所がある青山ビル内に設置。エンジニアリングサービスの委託放送業務に関する認定を維持する必要があるため、BPAの法人格は継承する。
□地上デジタル放送推進協会のホームページ
(2006年11月30日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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