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三洋、最大450W出力対応のパワーアンプICを開発


12月7日発表


 三洋半導体株式会社は7日、ホームシアター製品向けのパワーアンプIC「STK433-300」、「STK416-100」の2シリーズの開発を発表した。10月よりサンプル出荷を開始。サンプル価格はSTK433-300シリーズが800円、STK416-100シリーズが1,200円。

 ホームシアターシステムや、DVDレシーバアンプなどへの搭載を想定するパワーアンプIC。

 STK416-100シリーズでは、従来品と比較して基板熱抵抗を25%減少したハイブリッドIC基板を新たに開発することで、出力の増加が可能になり、最大で150W×3chの合計450W出力に対応するパワーアンプを1パッケージ化した。

 音声信号増幅方式は、出力レベルに応じて供給電源を切り替えることで、熱による損失を低減し省電力化を図る「classH電源切替方式」を採用。消費電力を最大45%まで抑えることが可能。

 最大出力80W×3chの「STK416-090」、90W×3chの「STK416-100」、120W×3chの「STK416-120」、150W×3chの「STK416-130」の4モデルを用意する。パッケージサイズは44.1×78.0×9.0mm(縦×横×厚み)。

 STK433-300シリーズは、STK416-100シリーズと同等の出力性能を備えるが、電圧増幅段ICを新たに開発し、パッケージを従来の約3分の2に小型化。スタンバイ回路も内蔵するため、従来に比べて、約10%の部品点数削減が可能としている。ただし、音声信号増幅方式に、無信号時にも一定の電流が流れる「classAB」を採用するため、STK416-100シリーズと比べると、消費電力は高めとなっている。

 最大出力80W×3chの「STK433-290」、100W×3chの「STK433-300」、120W×3chの「STK433-320」、150W×3chの「STK433-330」の4モデルを用意する。パッケージサイズは36.6×64.0×9.0mm(縦×横×厚み)。

 どちらのシリーズも、現在量産中の「STK433-*00」シリーズや「STK415-100」シリーズらとピン配列互換のため、共通設計化も可能。

 同社では、2007年第2四半期の生産計画として、両シリーズとも月産20万個を見込む。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□三洋半導体のホームページ
http://www.semic.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0612news-j/1206-1.html

( 2006年12月7日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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