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出光興産と米UDC、有機EL材料の共同開発で合意 －青色りん光材料開発の成功を目指して |
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12月13日発表
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出光興産株式会社と米Universal Display Corporation(UDC)は12日、有機ELディスプレイなどに使用する有機EL材料を共同で開発することで合意した。共同開発は契約締結後、すみやかに開始されるという。
有機EL材料の発光技術には蛍光発光技術と、りん光発光技術があり、蛍光発光の材料は既に商品化されている。一方、りん光発光技術は蛍光と比較して、理論上約4倍の発光効率を得られることから、次世代型材料技術として材料メーカー各社が研究を進めている。
しかし、青色のりん光発光材料の開発は困難と言われており、共同開発の理由について両社は、「次世代型材料の早期開発のためには、協業が重要と判断し、今回の合意に至った」と説明している。
出光は、蛍光発光技術を用いた材料の開発/商品化を実施しており、青色発光材料では世界トップシェアを誇っている。対するUDCは、りん光発光技術の基本技術特許を保有。既にりん光発光技術による有機EL材料の供給を行なっており、赤色発光材料は既に商業生産にも使用されている。
青色発光材料開発に実績を持つ出光と、りん光材料開発で強みを持つUDCが双方の技術を結集させることで、青色りん光発光材料の開発を目指す。
□出光興産のホームページ
http://www.idemitsu.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.idemitsu.co.jp/company/information/news/2006/061213.html
□UDCのホームページ
http://www.universaldisplay.com/
□関連記事
【2005年11月29日】ソニーと出光興産、有機EL用材料の共同開発で基本合意
－｢有機ELは次世代薄型ディスプレイの最有力候補」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051129/sonyide.htm
(2006年12月13日)
[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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