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JEITA、2007年電子工業生産見通しを発表
-薄型/プラズマテレビは引き続き増加傾向


12月19日発表


 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は19日、2006年の電子工業生産見込みと、2007年生産見通しを発表した。民生用電子機器の2006年見込みは前年比106.2%の2兆7,217億6,000万円、2007年見通しは同104.5%の2兆8,436億9,000万円と、いずれも増加傾向となった。

 これら見込み/見通しは、経済産業省による生産動態統計の2005年実績を元に、JEITAが予測/検討したもの。民生用電子機器には、プラズマテレビ、液晶テレビ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、カーナビゲーションシステム、VTR、その他のカラーテレビ、DVDビデオ、ポータブルオーディオ、ホームオーディオ、カーオーディオ、補聴器が含まれる。

 プラズマテレビの2006年見込みは前年比105.4%の1,824億5,000万円、2007年見通しも同105%の1,915億7,000万円と増加傾向が続くとした。液晶テレビは2006年見込みが同132.4%の7,277億6,000万円、2007年見通しは同120%の8,733億1,000万円で、増加傾向ながらも、増加率は減少していくと予測。

 ビデオカメラについては、2005年実績の4,390億6,400万円(前年比106.2%)から、2006年見込みは同87%の3,819億9,000万円とマイナスに転じた。2007年見通しは同95.8%の3,659億5,000万円。

 カーナビゲーションシステムは、2005年実績が前年比114.9%の4,775億1,400万円で、2006年には同100.3%、4,789億5,000万円で微増となる見込み。市場の成熟により伸び悩むとしているが、2007年は同104.3%の4,995億4,000万円と微増傾向が続く見通し。

 デジタルカメラは、2006年に前年比110.0%の7,154億2,000万円と増加の見込みだが、市場の成熟などにより伸び悩み、2007年には、同97.0%の6,939億6,000万円とマイナスに転じる見通し。


【民生用電子機器生産】
  2005年実績 2006年見込み 2007年見通し
実績
(百万円)
前年
同月比
(%)
実績
(百万円)
前年
同月比
(%)
実績
(百万円)
前年
同月比
(%)
プラズマテレビ 173,103 - 182,450 105.4 191,570 105.0
液晶テレビ 549,670 147.1% 727,760 132.4 873,310 120.0
ビデオカメラ 439,064 106.2% 381,990 87.0 365,950 95.8
デジタルカメラ 650,386 91.3% 715,420 110.0 693,960 97.0
カーナビゲーションシステム 477,514 114.9% 478,950 100.3 499,540 104.3
その他 272,329 - 235,190 86.4 219,360 93.3
合計 2,562,066 103.0% 2,721,760 106.2 2,843,690 104.5


 また、パソコンなどを含む産業用電子機器については、2006年見込みを前年比101.8%の7兆4,193億2,000万円と予測、2007年は同101.2%の7兆5,080億円の見通し。電子部品・デバイスについては、2006年に同110.2%の10兆1,404億3,800万円の見込みで、2007年は同105.2%の10兆6,645億8,400万円の見通し。

 電子工業生産全体では、2005年実績が前年比96.5%の19兆498億8,400万円、2006年見込みが、20兆2,815億1,800万円、2007年見通しは21兆162億7,400万円としている。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.jeita.or.jp/japanese/press/2006/1219/DPF-2007.pdf

( 2006年12月21日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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