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日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)とSamsung、Seagate Technology、株式会社東芝、富士通株式会社は5日、HDDにフラッシュメモリを内蔵することで高速性や耐久性の向上、省電力化などを図る「ハイブリッドHDD」技術を推進するハイブリッドストレージアライアンス(Hybrid Storage Alliance)を設立したと発表した。 ハイブリッドストレージアライアンスは、ハイブリッドHDDを搭載するノートPCの実現と、HDD市場におけるハイブリッド技術採用の促進を目的に設立したもの。 ハイブリッドHDDは、容量と容量単価において有利なHDDと、消費電力効率や耐久性の高いフラッシュメモリを組み合わせ、コンピュータや携帯情報機器の性能向上を図る技術。PC起動時にフラッシュメモリから起動シーケンスを始めることで、HDDのプラッタが回転するための時間を短縮する。また、休止状態からの復帰においても、よく使われるデータをフラッシュメモリに格納することで高速化。 さらに、Windows Vistaで起動時間などを短縮する「Windows Ready Drive」機能も、同技術により強化されるという。そのほか、システム内のデータを1カ所に集中させ、データ暗号化などのセキュリティ機能も一括で管理。突然のシステム停止時でもデータはHDDに保持される。
□ハイブリッドストレージアライアンスのホームページ ( 2007年1月5日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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