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米Toshiba、応答速度を改善した新型「REGZA」を発表
-1080p対応/599ドルの新HD DVDプレーヤー「HD-A20」


会期:1月8日~11日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


 Toshiba Americaは7日、2007 International CESプレスカンファレンスを開催。初公開となる応答速度を改善した液晶テレビ「REGZA」や、1080p出力対応の新HD DVDプレーヤーを発表した。


■ 120Hz駆動やHDMI制御に対応した新「REGZA」

52型の「52LX177」

 薄型テレビ「REGZAシリーズ」は、日本に先駆けて、通常の倍速となる120Hz駆動により応答速度の改善を図った「LX177シリーズ(Cinema Series)」などが発表された。

 「LX177」は、42/46/52/57型の4モデルをラインナップ。パネルはいずれも1,920×1,080ドットのフルHDで、いずれも6~7月の発売を予定している。

 映像エンジンに「PixlerPure3G(日本名は新メタブレイン・プロ)」を搭載し、120Hz駆動により応答速度を向上させる「ClearFrame」も採用した。ClearFrameでは120Hz駆動により、前後のフレームから映像解析して中間フレームを生成し、ガンマ補正を行なうことで応答速度の改善を図っている。従来のフレーム間に黒色を挟むことで残像を低減するいわゆる「黒挿入」では輝度低下が生じるが、ClearFrameでは、輝度を保ちながら応答速度の改善が可能としている。

 3系統のHDMI端子も搭載し、1080p入力に対応するほか、HDMI経由での接続機器のコントロール機能「CE-Link」も搭載。また、HDMIは各色8bitを越える「DeepColor」や、より広い色域を再現可能な「xvYCC」に対応する。

ClearFrameの特徴 REGZA LX177シリーズの特徴

 「HL167」は42/47/52型の3モデルを用意したフルHDモデルでCE-Link機能も搭載。42型を3~4月に、47/52型を6~7月に発売予定という。

 日本のREGZAシリーズはマットブラックを基調としているが、北米モデルでは筐体のイメージを踏襲しながらも光沢を活かしたカラーを採用している。なお、これらの新製品の日本発売については「現時点では未定」としている。


光沢あるボディカラーを採用 REGZA HL167シリーズの特徴


■ 1080p出力対応のミドルクラスHD DVDプレーヤー

HD-A20

 新HD DVDプレーヤー「HD-A20」も発表。2007年春に発売予定で、市場想定価格は599ドルの見込み。

 同社のHD DVDプレーヤーは、1080p出力やSilicon Optix製のスケーラなどを備えた最上位モデルの「HD-XA2(実売999ドル/日本国内12万円前後)」と、エントリーモデル「HD-A2(499ドル/54,800円)」を現在ラインアップしている。HD-A20はその中位モデルと位置づけられる。

 HD-A20はHDMIの1080p出力に対応。そのほかの仕様は、HD-A2(日本名HD-XF2)とほぼ共通で、カラーリングなどで変化を加えている。

外観はHD-A2(HD-XF2)とほぼ共通 1080pに対応

□Toshiba Americaのホームページ(英文)
http://www.toshiba.com/tai/
□2007 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/

( 2007年1月8日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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