NHK、地震/津波情報をデータ放送で提供開始 －発生から1時間/24時間/30日の情報が確認可能

データ放送を起動すると、地震に関する詳細情報が確認できる

1月17日提供開始

　日本放送協会(NHK)は、BS・地上デジタル/ワンセグ放送において、地震や津波に関する情報をデータ放送で提供する「地震・津波情報」を17日より開始する。

　BS/地上デジタル放送では、地震発生時や津波警報などが発表された際に、データ放送を表示することで利用できる。提供される情報は、震度3以上の揺れを記録した地震の震源やマグニチュード、発生日時などの詳細情報と、津波注意報/警報に関する情報となる。なお、遠く離れた場所で発生した地震が引き起こす「遠地津波」にも対応する。

　地震発生から1時間以内の情報を提供する「最新地震情報」や、24時間以内に起こった地震情報を最大6件まで確認できる「これまでの地震」、30日以内の「最大地震情報」を提供する。

　また、事前に設定しておくことで、地震発生時に自動で本画面を縮小表示し、地震情報を表示する「地震一報」機能も用意。1時間以内に地震が発生していた場合には、他局を視聴していた場合でも、NHK選局の際には自動で地震一報機能が動作する。

　津波に関する情報についても「津波警報注意報」、「津波到達予報」、「津波観測情報」、「津波関連地震」などを用意する。

ワンセグではメニュー上部のボタンを押すことで1時間以内に発生した地震の詳細情報が確認できる

　ワンセグ放送では、地震発生から1時間、データ放送の画面内に「地震速報ボタン」を表示し、選択することで確認できる「最新地震情報」を提供する。津波に関しても「津波警報・注意報ボタン」を表示し、「津波警報注意報」と「津波関連地震」が確認できる。遠地津波にも対応する。

　これまでは地震や津波に関する情報は、発生時に放送画面内にスーパーを挿入して提供していたほか、臨時のニュース番組を放送していたが、放送を見逃した場合に情報を確認できなかった。

□NHKのホームページ
(1月12日現在、記事に関する情報は掲載されていない)
http://www.nhk.or.jp/

( 2007年1月12日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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