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ビクター、DV出力搭載のHDDカム「Everio」5機種
-500万画素静止画撮影。専用Dockも同梱


2月上旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、MPEG-2形式で録画を行なうHDDビデオカメラ「Everio(エブリオ)」の新モデル 5機種を2月上旬から順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの店頭予想価格は下表の通り。なお、いずれもSD録画のみ対応となっている。

モデル名 撮像素子
(CCD)
HDD容量 カラー 店頭予想価格 発売時期
GZ-MG575 1/2.5型
537万画素
40GB チタンシルバー(-S)
ソリッドブラック(-B)
14万円前後 2月下旬
GZ-MG555 30GB プレミアムシルバー(-S) 13万円前後 2月下旬
GZ-MG275 1/3.9型
218万画素
40GB クリアシルバー(-S)
プレミアムブラック(-B)
12万円前後 2月上旬
GZ-MG255 30GB シルキーホワイト(-W)
ミスティブルー(-A)
11万円前後 2月上旬
GZ-MG155 1/6型
107万画素
30GB パウダーピンク(-P)
アクアブルー(-A)
9万円前後 3月上旬

 いずれも単板式CCDを搭載したモデル。共通する特徴として、新開発の画像処理エンジン「Gigabrid」(ギガブリッド)を搭載。6つのデジタルノイズリダクションを搭載し、S/N比を従来の約30%(3dB)改善。色鮮やかな映像を実現した。

 MPEG-2エンコーダ回路も一新しており、同社の薄型テレビに搭載している「ジェネッサ」のコアテクノロジーを進化。ブロック/モスキートノイズを低減。ファインモードで、従来のウルトラファインモード並の低ノイズ録画が行なえるという。

 また、利便性の面では約1秒で撮影が行なえる「高速起動モード」を装備。ただし、内部が半起動状態でスタンバイするため、同モードをONにすると、待機時でも撮影時の約半分の電力を消費する。

左からGZ-MG575、GZ-MG155、GZ-MG275 新開発の画像処理エンジン「Gigabrid」を搭載

各モデルの撮像素子一覧 「Gigabrid」と原色フィルタを組み合わせることで、より色鮮やかな映像が撮影できるようになった。左が従来モデル、右が「Gigabrid」を搭載した新モデル

 さらに、Everioを乗せるだけで各種接続が手軽に行なえるという「エブリオ ドック」を同梱。S映像/AV入出力、USB端子、DC端子に加え、DV出力端子もDockに装備。従来のEverioではUSB 2.0を使ってパソコンなどと接続していたが、DV端子を介してDVDレコーダなどと連携できるようになった。MPEG-2信号をDV信号にリアルタイムに変換出力し、DVDレコーダで撮影動画をDVDにライティングできる。

Everioを乗せるだけで各種接続が手軽に行なえるという「エブリオ ドック」を同梱 USB端子、DC端子に加え、DV出力端子もDockに装備

 単体のDVDライター「CU-VD20」(オープンプライス/実売25,000円前後)も2月に発売予定。DockとUSBケーブルで接続し、本体の「ダイレクトDVD」ボタンを押すだけで手軽にDVDライティングが可能。コンテンツの手動選択に加え、DVDにライティングしていない新しい録画ファイルだけを自動でライティングする機能なども備えている。なお、USB 2.0接続することでPC用の外付けドライブとしても利用可能。

 付属ソフトも強化され、Windows用の「PowerCinema NE foe Everio」でEverioのHDD内の動画をサムネイル付きで表示/再生可能。ダイレクトDVDボタンを押すことでパソコンでも自動DVD作成や、パソコンのHDDへのダイレクトバックアップなども行なえる。

 ほかにも、本体での編集機能が強化されファイル分割によるカット編集が可能になった。さらに、スライドレンズカバーを全モデルに搭載するなど、細かい部分もブラッシュアップされている。

単体のDVDライター「CU-VD20」 DV端子を介してDVDレコーダなどと連携できるようになった。MPEG-2信号をDV信号にリアルタイムに変換出力 単体のDVDライターを接続すると、本体の「ダイレクトDVD」ボタンを押すだけで手軽にDVDライティングが可能

□ニュースリリース (専用DVDライター)
http://www.victor.co.jp/press/2007/cu-vd20.html


■ GZ-MG575/555

 1/2.5型、537万画素のCCDを搭載。575と555の違いはHDD容量の違いのみ。有効画素数は動画時で約400万画素、静止画で約500万画素。静止画の最大サイズは2,592×1,944ドット。光学10倍ズームレンズを備え、F値はF3.5通し。35mm換算の焦点距離は43~430mm(動画)/38~380mm(静止画)。オートフラッシュやLEDライトも備えている。最低照度は15ルクス(ナイトアイ時は約1ルクス)。

GZ-MG575/555のデザインは同じ

 液晶モニターは2.7型で11.2万画素。動画の撮影モードはウルトラファイン、ファイン、ノーマル、エコノミーの4モードを用意する。外部マイク入力端子とアクセサリーシューも装備。付属バッテリを使用した際の連続撮影時間は約1時間15分(実撮影時間約40分)。外形寸法は74×118×72mm(幅×奥行き×高さ)で、本体のみの重量は425g、撮影時の重量は470g。

アクセサリーシューも装備。外部マイク入力端子も用意する 構成パーツ 500万画素の静止画撮影が可能

□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2007/gz-mg575.html


■ GZ-MG275/255

 1/3.9型の218万画素CCDを搭載。275と255の違いはHDD容量の違いのみ。有効画素数は動画時で約123万画素、静止画で約200万画素。静止画の最大サイズは1,632×1,224ドット。

 レンズがF1.2~2.0と、開放F値が明るいのが特徴。光学10倍ズームで、35mm換算の焦点距離は45.7~457mm(動画)/35.8~358mm(静止画)。最低照度は12ルクス(ナイトアイ時は約1ルクス)。

 GZ-MG575/555が搭載している原色フィルタやシーンダイヤルは備えていない。また、マイク入力やアクセサリーシューも省かれている。LEDライトも搭載していないが、オートフラッシュは利用できる。

 液晶モニターの仕様はGZ-MG575/555と同じ。付属のバッテリを利用した場合の連続撮影時間は約1時間15分(実撮影時間約40分)。外形寸法は66×110×71mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は355g、撮影時は400g。

奥の2台がGZ-MG275、手前がGZ-MG255 GZ-MG255のミスティブルー


■ GZ-MG155

 1/6型、107万画素CCDを使用。有効画素数は動画時で約69万画素、静止画で約100万画素。静止画の最大サイズは1,152×864ドット。

 レンズは光学32倍で、F値はF1.8~4.5。35mm換算の焦点距離は43~1,376mm(動画)/41~1,107mm(静止画)。最低照度は18ルクス(ナイトアイ時は約1ルクス)。

 原色フィルター、シーンダイヤル、マイク端子、シュー、オートフラッシュは省かれているが、LEDライトは備えている。モニターの仕様は他モデルと同様。付属のバッテリを利用した場合の連続撮影時間は約1時間30分(実撮影時間約45分)。外形寸法は66×110×71mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は325g、撮影時は370g。

GZ-MG155

□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2007/gz-mg275.html

□日本ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
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~本物のフルHDで記録する、コンシューマ唯一のカメラ~
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070111/zooma288.htm

(2007年1月15日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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