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バンダイビジュアル株式会社は、アニメ「AIKa」のOVA新シリーズ「AIKa R-16:VIRGIN MISSION」のDVDを3月23日に発売する。それに先立って1月15日に第1話のアフレコが都内のスタジオで行われた。約10年ぶりに復活したセクシー・ローアングルアニメの新作。どのような作品に仕上がっているのか、さっそく突撃した。 AIKaは、'97年から発売された西島克彦監督によるアニメシリーズ。一般向け作品ながらお色気とアクションを重視。「女性キャラのパンツをどれだけ見せられるか」にこだわり抜いており、ある種の伝説ともなっているアニメだ。
既報の通り、10年ぶりに作られる新OVAシリーズは全3巻構成。第1巻が3月23日発売で、以降6月22日に第2巻、9月25日に第3巻の発売が予定されている。価格は各6,090円。1巻のみ通常版と特別限定版を用意しており、特別限定版は7,350円。サントラCDやブックレット、メイキング映像、3巻が収納できるBOXケースなどを同梱している。
■ 新シリーズもサービス満点!? AIKaは、大地の多くが海に沈んだ近未来を舞台に、海中に没した国家機密や文化遺産を引き上げるサルベイジャーの活躍を描いた作品。前シリーズは26歳の皇藍華(すめらぎ あいか)が大人の色気たっぷりに活躍したが、新シリーズでは若き日の女子高生・藍華がピチピチ・アクションを展開するのが特徴。 頭脳明晰で身体能力も極めて高い少女・藍華は、C級だが、深海探索のスペシャリスト「サルベイジャー」の資格試験に合格。なんとか仕事を取ろうと学園内に仕事募集の張り紙をしたところ、トレジャーハンティング部・部長のお嬢様エリから「探しものを海中から引き上げて欲しい」との依頼が。喜んで引き受けた藍華だったが、エリの自家用クルーザーに積まれた最新型の潜水艇と目的地を聞き、それがとんでも無い依頼だと気づくのだった……。
女子高生・藍華を演じるのは小清水亜美さん。「前作を見てから第1話のアフレコに臨んだのですが、とてもなごやかな雰囲気の現場で、楽しんで演じられました」とのこと。「前作の藍華はお姉さん的な雰囲気でしたが、今回はキャピキャピです。そんな彼女がどのように大人の女性に変化していくのか想像してもらえような演技をしていきたい」と抱負を語る。 藍華ライバルとも言えるお嬢様・エリを演じるのは福圓美里さん。「いつもはおとなしい役が多いので、気が強い役は久しぶり。思う存分演じられました」とニッコリ。小清水さんとの本格的な掛け合いは初めてとのことだが「波長が合っているみたいで、本当に同級生が言い合っているみたいで、演じやすかったです」と振り返った。 鈴木菜穂子さんが演じるのは、藍華達の学園の教師・凪紗りさこ。優しくて生徒に人気のある先生だが、その正体は謎に包まれたミステリアスな存在。鈴木さんは「こういう設定の役をやってみたかったので楽しんで演じています」と満足げ。 前シリーズで藍華に求愛を続けるお調子者・ガストも新作に登場。24歳だったガストも今回は女性に免疫のない少年。演じる吉野裕行さんは「良い意味でノープランで演じています。頭に入れたデータは彼の身長が147cmと低いことくらい」と笑う。「彼の若さを大切に演じていきたい」と語る。
後々、藍華の上司となる相田郷造も新シリーズに登場。演じるのは大塚明夫さん。「前作を演じていたのが10年前で10年歳をとったのに、前よりも若返らなきゃいけない。若い声を出すのもそうですが、言い回しなどが老けないように注意しました」と苦労したポイントを挙げた。
新シリーズではアクションにも磨きがかかっており、「役者の演技が追いつかないほどスピーディー」(福圓さん)とのこと。メカ面ではメインスタッフが海洋研究開発機構(JAMSTEC)にロケハンを行ない、深海潜航艇も取材するなどのこだわりを発揮。アクションや潜航艇のデザイン、描写などにも期待ができそうだ。 そして、最後に気になるのはやはり、新シリーズのサービスシーンについて。女性陣にはぶっちゃけ、演じる上で抵抗がないか伺ってみた。すると、福圓さんは「前作は見ていないのですが、パンツとかが凄いという話は聞いていました。なので覚悟はしていたので、もっと出てもいいと思っています」と意外なコメント。鈴木さんも「出せるものは出すというスタンスで」とすばらしいコメントの連続。 新作のサービスぶりについて大塚さんは、「ストーリーや設定がしっかりしていながら、画面ではパンツが乱舞するというAIKaの特徴は健在。前シリーズのファンの皆さんも楽しんでもらえるはず。まさに盛り沢山で、観終わると極上のブランデーを飲んだような満足感です」と太鼓判。
最後に小清水さんも「1分間に何パンツか、数えながら見てほしいです」と、新しい単位(?)まで飛び出す意気込みあふれるメッセージでアピールした。
□バンダイビジュアルのホームページ
(2007年1月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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