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ソニーは16日、パソコンと組み合わせてネットワーク経由で録画が行なえる地上/BS/110度CSデジタルチューナ「VGF-DT1」を発表した。近日発売予定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。 また、「DT1」と組み合わせて利用可能な円形デザインの“テレビサイドPC”「VGX-TP1」も近日発売予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。また、DT1をセットにした「VGX-TP1DT」も発売予定で、店頭予想価格は20万円前後。 いずれも「PCに蓄積したデジタルコンテンツの利用範囲を拡大することを目指した」というVAIOブランドの新カテゴリー「Extension Line by VAIO」として展開する。 ■ Ethernet録画対応デジタルチューナ「DT1」
円形のデザインを採用した地上/BS/110度デジタルチューナ。最大の特徴は、Ethernetを介してPCと接続し、PCディスプレイでデジタル放送を視聴できること。さらにPCのHDDへのネットワーク録画も可能となっている。また、映像出力としてD3端子を備えており、テレビなどと接続して通常の単体チューナとしても利用できる。 対応するパソコンは、同時発表の「VGX-TP1」のほか、付属の専用アプリケーション「VAIO Digital TV」をパソコンにインストールすることで、TP1以外のパソコンでも利用可能。ただし、Intel Core 2 Duo搭載モデルなど高スペックかつ、PCI Expressや内蔵接続のビデオグラフィックを備えたPCが必要となる。対応OSはWindows XP/Vista。 VAIO Digital TVでは、番組視聴のほか、録画予約や再生、DVD-RW/RAMへのムーブなどの操作が可能。EPGによる録画予約機能なども備えている。また、無線LANを介した映像伝送なども可能なため、ノートPCでワイヤレスでのデジタル放送視聴も行なえる。 PCのHDDへの録画については、デジタル放送をそのまま録画する「DRモード」のほか、ソニー製トランスコーダによりハイビジョン品質のまま約2倍の録画を可能とする「HRモード」も搭載する。HRモードでは、横解像度を圧縮し1,440×1,080ドットとすることで、ストリームデータに比べて約4割データを削減できるという。また、SD解像度の「SRモード」、「LRモード」も用意する。 同時発表のテレビサイドPC「VGX-TP1」とはデザインイメージを揃えており、重ねて設置が可能。単体チューナとして利用する際にはD端子と光デジタル音声、アナログ音声によりテレビなどと接続できる。付属のリモコンにより基本操作が行なえる。消費電力は19W(待機時3.6W)。外形寸法は270×51mm(直径×高さ)、重量は約1.7kg。
□製品情報(VGF-DT1) ■ 円形のテレビサイドPC「TP1」
直径270mm、高さ91mmの円形パソコンで、デジタルチューナ「DT1」と共通のデザインイメージを採用。重量は3.7kg。 CPUはIntel Core 2 Duo T5500(1.66GHz)、メモリは1GB(最大2GB)、HDDは160GB。DVDスーパーマルチドライブを内蔵するほか、地上アナログチューナを内蔵する。DT1とのセットモデル「VGX-TP1DT」は500GB HDDを内蔵する。OSはWindows Vista Home Premium。 HDMI出力やアナログRGB(D-Sub15ピン)出力を装備。ビデオ入力やマイク入力、光デジタル出力、ヘッドフォン出力、USB 2.0×4、i.LINK×1などを備えている。メモリースティック/SDスロットやIEEE 802.11b/gの無線LANも内蔵する。
□製品情報(VGX-TP1) □ソニーのホームページ ( 2007年1月16日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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