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■ Gibsonはデジタルギターをデモ
レス・ポールなどのギターで有名なGibsonは、ノースホール正面に大型テントを設置。初日より、デジタルギター「HD.6X-Pro」の製品デモを行なったほか、ゲストを招いたステージを展開した。ゲストライブの際にはテントから多くの人があふれ、人気を集めていた。 「HD.6X-Pro Guitar System」は、通常の同社のレス・ポール モデルとほぼ共通のボディデザインを採用しながら、Ethernetを利用した独自の「MaGIC(Media-accelerated Global Information Carrier」により、ギターの音声データをデジタル出力/伝送するデジタルギターシステム。 油脂加工を施したマホガニー製のネックやフレットなど、一見普通のギターだが、6本の弦それぞれの信号をプリアンプに送り、デジタル化。MaGICにより遅延無く伝送して、演奏したギターの音声を即座にデジタル化して出力したり、加工や再利用が可能となる。 専用のブレイクアウトボックスも付属。また、PC用のアプリケーションとして「SONER 6」を利用して、データを管理/利用できる。デジタルギターのほか、通常のギターとしても利用可能という。
■ 東芝はSDベースの新著作権保護システム
東芝ブースでは、SDカードを用いた新しい車載/ケータイ向け著作権保護システムのデモを行なっていた。 2006年6月に策定された著作権保護機能「SD-SD」を応用した著作権保護システム。従来のSDメモリーカード用のCPRMでは、SDカード内のコンテンツを同一カード上のコンテンツで管理していたが、SD-SDでは同じCPRMを使いながら、カード上のコンテンツのほか、カード外のコンテンツ管理も可能となる。 デモでは、SDスロットを備えたHDD内蔵ミニコンポとカーオーディオを用意。ミニコンポにSDが入っている場合は、コンポの音楽再生が可能だが、抜くと再生不可となる。一方、同カードをカーオーディオ側の楽曲の音楽再生が可能となる。 同機能を用いるためには、最新のSDホストコントローラなどが必要となるため、まだ対応機器は無い。同社では、携帯電話やカーオーディオの機器メーカーに対応を促し、普及を図る方針という。各機器で対応がすすめば、Bluetooth搭載の携帯電話にSDカードを内蔵し、Bluetoothで通信するだけで機器の認証を行なうなどの応用が見込めるという。 たとえば、車に携帯電話を持っていけば、Bluetoothで認証を開始し、自動車の楽曲再生が可能となり、車から降りて家に戻った際も携帯電話を部屋に持ち込めば家庭内のオーディオの楽曲が再生可能となるなど、SDカードを「ドングル」のように使った新しい仕組みになるとアピールしている。
MOOCSで使われている「MQbic(マルチキュービック)」でも、SD-SDの一部の機能が含まれているが、外部のコンテンツの管理機能は含まれていない。SDカードを使った新しいソリューションとしてコンテンツホルダなどに提案していくという。 ■ その他
Logitechは、学習リモコン「Harmony」の最上位モデル「Harmony 1000」を出展。3.5型のタッチスクリーン液晶を備えたリモコンで、PCの専用ソフトで設定した“テレビを付けて、DVDを再生”などの「アクション」を登録できる。価格は499.99ドル。 ボリュームスライダ付きのBluetoothキーボード「diNove Edge」も出展。WindowsのMedia Center用ボタンや、ボリュームコントローラなども装備したキーボードで、バッテリを内蔵。米国では199ドルで販売しており、日本での発売についても検討しているという。
□2007 International CESのホームページ(英文) ( 2007年1月17日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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