NECエレ、トルコにデジタルAV向けLSI開発センター －世界第5の拠点として育成、「EMMAを世界標準に」

　NECエレクトロニクス株式会社は22日、トルコ共和国イズミールに、デジタル家電向けLSI「EMMA」シリーズに関するソフト開発と技術支援を行なう「トルコ・デジタルAV・アプリケーション・センター(Turkish DigitalAV Application Center)」を設立すると発表した。

　トルコ共和国では現在、デジタルテレビやSTB、DVDレコーダなどのデジタル家電機器を年間約2,000万台生産。同センターの目的は「今後の急速な成長が見込まれるトルコ共和国の最終製品メーカー向けに、EMMAのソフトウェア開発と技術支援を行なうこと」としている。

　また、イギリスのミルトン・ケインズやフランスのベリジーを中心に同社が展開するEMMAの欧州向け技術支援の強化を図り、既に強化済みという中国、韓国、米国の「デジタルAV・アプリケーション・センター」と連携し、EMMAをデジタル家電における世界標準のLSIにするための活動を行なうという。

　今後の計画として、2008年度までに開発者約10人体制と、約20億円の売上を実現する見込み。同社は「トルコ共和国を日本、欧州、米国、中国に次ぐ、第5のデジタル家電向け事業拠点として育成させていく」としている。

□NECエレクトロニクスのホームページ
http://www.necel.com/index_j.html
□ニュースリリース
http://www.necel.com/news/ja/archive/0701/2201.html

( 2007年1月22日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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