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NEC、輝度75%、コントラスト360%向上の60型業務用PDP
-HDCP対応DVI搭載、消費電力は20%減。50型も


60型「PX-60XM5J」(左)と50型「PX-50XM6J」(右)

2月1日発売

標準価格:オープンプライス


 NECは、業務用プラズマディスプレイ2製品を2月1日に発売する。50型の「PX-50XM6J」と、60型の「PX-60XM5J」を用意し、いずれも価格はオープンプライス。想定価格は50型が64万円前後、60型が140万円前後の見込み。

 輝度やコントラストを向上させた「クリスタルクリア・パネル」を採用する50/60型の業務用プラズマディスプレイ。解像度はいずれも1,365×768ドット。蛍光体材料の改善に加え、放電領域と蛍光体面積の拡大により、「PX-60XM5J」では輝度を従来比75%増、コントラスト比を360%増とし、「PX-50XM6J」では同60%増、300%増とした。また、消費電力は両製品とも20%低減している。

 従来機種に採用されている「シアターモード」に加え、コントラストを強調するように補正する「自動ダイナミック・ガンマ機能」を採用する「ブライトモード」を搭載。なお、同モードはビデオ信号のみ利用でき、PC信号には非対応。

 また、ディスプレイの焼き付きを低減するため、静止画像が続く場合に輝度を自動で徐々に下げる「自動輝度補正機能」を追加。従来より搭載する「リバース(色反転)」や「ソフトフォーカス」を含めた6種類の焼き付き低減機能を組み合わせて利用できる。

 PCなどを利用せずにディスプレイ単体でON/OFFや映像入力切替が行なえるタイマー機能の件数を従来の7件から10件に強化したほか、テロップ表示が可能なテキストインサート機能を4カ所から10カ所に増加。さらに、複数台のディスプレイを組み合わせて1つの大きな画面として表示するマルチシステムに、1×5台、5×1台の組み合わせを追加、計6種類のシステムを構成可能になった。そのほか、通常のオーバースキャンに加え、アンダースキャンにも対応。

 入出力端子は共通で、映像入力端子として、HDCP対応DVI-Dやコンポーネント、S映像、コンポジットを搭載。アナログRGB(D-sub 15ピン)や、コンポーネント/RGBを選択可能なBNC端子も装備する。映像出力はコンポジット(BNC)とD-sub 15ピン。音声入力はアナログ音声×3。

 消費電力は50型が340W、60型が440W。外形寸法と重量は50型が1,222×99×736mm(幅×奥行き×高さ)、41.5kgで、60型が1,470×122×880mm(同)、61.5kg。有線/無線共用リモコンなどが付属する。


□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0701/1501.html

( 2007年1月24日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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