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ヤマハ株式会社は、米Klipsch Audio Technologiesのミドルクラススピーカー「リファレンスシリーズ」のラインナップを一新。2月9日より順次発売する。 トールボーイスピーカーの「RF-82」と、ブックシェルフの「RB-81」、「RB-51」、センターの「RC-35」を用意、カラーリングはいずれもブラックアッシュ。各製品の価格や発売時期は下表の通り
RB-81/51は2ウェイ2スピーカー、RF-82/62はダブルウーファの2ウェイ3スピーカーシステム。ウーファの口径はモデルによって異なるが、ホーンツイータは共通。 ホーンツイータは、独自のTractrix(トラクトリクス)ホーンユニットを採用。能率が高く、少ない振動板の振幅で音量を確保でき、アンプへの負荷を低減。歪みも抑えられるという。ドライバ単体に比べ高い音圧を実現するほか、視聴環境に左右されない最適な指向特性が得られるという。 新製品では、Tractrixホーンのスロート形状に改良を加えたことでレスポンスを向上、「ライブ感あふれるサウンドを実現した」としている。
ツイータの振動板はチタンで、Tractrixホーンとの組み合わせにより、RF-82/RC-62では98dB、RB-81で97dB、RB-51では92dBの能率を実現した。 ウーファは、アルミニウム振動板に、酸化を防ぎ剛性を高めるセラミックコーティングを施した「セラメタリックコーン」を採用。同社製品の特徴である高能率化を目的に開発されており、低音のスピード感の向上を図っている。 また、新たに銅製のセンターキャップを採用したことで、より大きな入力にも対応する振動板強度とダンピングパワーを得たという。
そのほか、ツイータの耐入力特性を向上。トールボーイ型のRF-82ではクロスオーバー周波数を前モデルRF-35の2.6kHzから2kHzまで下げ、高/低域のつながりが良くバランスの取れた再生を可能にしたとしている。 エンクロージャ内の補強桟を改善したことで剛性を向上、筐体内部の不要振動を低減した。さらに、RF-82はバスレフポートを2個にしたことで空気の流れをスムーズにし、ポートノイズ軽減を図っている。
□ヤマハのホームページ ( 2007年1月25日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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