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フレパー・ネットワークス株式会社は、3Dライクな映像を表示できるディスプレイを備え、バーチャルキャラクターとの双方向コミュニケーションが可能な「亜空間通信Pod」を2007年末に発売する。価格は3万円台の予定。
ディスプレイ上にキャラクターが立体的に表示され、双方向コミュニケーションが行なえるというユニット。個人利用のほかに、企業の受付や広告媒体としての利用も想定している。2006年のCEATEC JAPANで参考モデルが展示されていたが、製品版の発売が決定した。 内部に備えた透明なスクリーン上にキャラクターなどの映像を投射することで、浮き上がっているように見えるシステム。「ユーザーが触れようとしたらびっくりしたり、息を吹きかけるとスカートが揺れたり、電話をかけて会話を楽しんだりと、まるでそこに存在しているかのようにリアルに反応する」としている。縦置き/横置きに対応。 キャラクターの情報は、本体に差し込む「CODEC CELL」に埋め込まれており、CELLを差し替えることでキャラクターの交換も可能。キャラクターは、ユーザーの属性や生活サイクルに合わせて、適合する情報をネット上から選んで紹介する機能も搭載するという。 オプションとして用意する「インターフェースステーション」には、ネットワーク接続端子などを搭載するほか、地上デジタルチューナの内蔵も予定、亜空間通信Podにテレビを表示できる。また、同じくオプションの“物質転送フィールド”「MTF 350」と「MTF 200」は、中のキャラクターに食べ物やコスチュームなどを転送できるというもので、置かれた物質のICタグなどを読み取ることで、ディスプレイに映像が表示される。
そのほか、サブディスプレイや、WiFi対応パラボラアンテナなども発売する予定。また、専用の“IPハイブリッド電話”「SAMRAIPHONE」では、エリア内で無料通話が可能。キャラクターに電話をかけることで簡単な会話も楽しめるという。各オプションは本体の発売後に順次発売される。
発売を前に、「亜空間通信Pod」をプレゼントするキャンペーンをマイクロソフトが実施。同社の「2007 Office system」に関するアンケートに答えると、抽選で7名に機能限定版の「亜空間通信Pod」が当たる。 プレゼントされる製品では、3Dのナビゲーターキャラが2007 Office systemのデモを行なう。ハードウェア面は製品版に近い仕様となり、「何らかのインタラクティブ機能も搭載することを検討している」という。受付は1月18日~5月31日まで行なっており、当選者への発送は6月末。
( 2007年2月2日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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