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日本放送協会(NHK)は1日、将来の放送サービスに向けた研究開発や国際標準化の推進などを目的として、欧州の公共放送である英BBCや伊RAI、独IRTの研究所と相互連携の協定を締結すると発表した。 協定の締結に当たり、2月7日~8日にEBU(European Broadccasting Union)技術局長のフィリップ・レーベン氏を団長として、BBC、RAI、IRTの各研究所長が参加するジョイントミーティングをNHKの放送技術研究所で開催。欧州の放送技術研究機関の首脳が揃ってNHKを訪問するのは初となる。 ミーティングでは、情報共有の促進や共同プロジェクトの検討、職員の相互派遣の促進、定期的なジョイントミーティングの開催などについての協定書に調印する予定。また、各機関の研究開発の現状・課題や、中長期展望などについても議論し、スーパーハイビジョンなどの研究テーマにおける具体的な協調について話し合う。 NHKは、2006年9月にオランダ・アムステルダムで開催されたIBC(International Broadcasting Convention)などにおいて、各放送機関に対し「これからは競争だけでなく協調が重要」と主張し、今回のジョイントミーティングが実現したという。協力により「世界的な動向やニーズの把握がすすむ。今後も情報通信分野の研究機関との国際連携強化に積極的に取り組む」としている。
□NHKのホームページ
( 2007年2月2日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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