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Jabraは、ポータブルプレーヤーや携帯電話向けの2chアクティブスピーカー「S5010」を2007年春に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。
2006年1月に提携を発表した米Klipschと共同開発したアクティブスピーカー。1月のCESでも発表されており、米国では第1四半期末発売となっていた。ポータブルプレーヤーなどと接続可能なステレオミニ入力を搭載。中央部にプレーヤーなどを設置できるスペースも設けている。 ウーファ径は64mm、ツイータ径は19mmの2ウェイ構成。出力音圧レベルは94dB。再生周波数帯域は70Hz~20kHz。クロスオーバー周波数は4.6kHz。 USBコネクタ(ミニB)も備え、プレーヤーの給電にも対応。なお、電源は付属ACアダプタより供給し、電池駆動には対応しない。外形寸法は35×15×11cm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.7kg。ステレオミニ入力は前面/背面に各1系統。ステレオミニミニ入力も1系統備え、接続ケーブルが付属する。
■ 業務/コンシューマ部門を統合。オーディオ製品も強化
Jabra製品を展開するデンマークのGN Netcomは、2006年に業務用とコンシューマ用のヘッドセット事業部門を統合。コンシューマ向けブランドだったJabraを業務用においても使用する。日本法人のGNネットコムジャパンも両事業を統合、3月1日より社名もGNジャパン株式会社と変更し、2月16日に統合記者発表を行なった。 GN Netcomは、企業のコールセンター向け製品を中心に、オフィス/コンシューマ向けヘッドセットを60カ国で販売。世界シェアで最大の30%を占めているという。統合により、それまで別々に展開していた販売チャネルや製品開発などの効率化を図り、国内においても2006年の売上高8億円から、10億円への成長を見込む。
GNジャパンの若林保司社長は、「何をやっている会社かというのを紹介するとき、コールセンター向けの製品や補聴器など耳に関する機器の設計開発をしていることから“耳のプロ”と言っている。音楽関連製品においては、2006年にヘッドフォン第1弾を発表し、雑誌などでも高評価を受けた。これからブランド作りをやっていかなければならないが、ゆくゆくはボーズさんとも比較してもらえるような製品作りを目指す」と述べた。 また、ワイヤレス製品に関しては、「国内のBluetooth対応携帯電話が全出荷数の約5%とすると、約225万台が相当する。うち2割がヘッドセットの需要と見られるため、その数のシェア30%を目指す。Bluetooth非対応の携帯電話や、iPodなどポータブルオーディオ製品に対しても、これまで通りBluetoothアダプタを提供することで需要に応えたい」とした。
□Jabraのホームページ ( 2007年2月16日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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