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エスケイネット株式会社は20日、業界初となる、地上デジタルラジオの放送用業務用受信機「SK-DR1000」の発売を開始した。価格は147万円。TBSラジオ&コミュニケーションズと共同開発したもので、放送局やチューナ開発メーカーなどに販売予定。放送用標準受信機として使用される。 地上デジタルラジオの1/3セグメント放送の受信に対応したチューナ。本放送が開始された際に安定した放送運行の監視に利用できるほか、放送前のコンテンツ(TSファイル/MBLファイル)の再生にも対応し、コンテンツチェックにも使用可能。受信したTSデータの保存に加え、放送送出監視業務に必要な受信レベル、ビットレート、TS情報、音量メータなどのストリーム情報表示機能も備えている。
デジタルラジオで採用されている映像フォーマットMPEG-4 AVC/H.264や、音声フォーマットのMPEG-2 AAC SBRのデコードに対応。P2プロファイル対応のブラウザを備え、BMLのデータ放送やEPGも表示できる。ただし、3セグメントのAVC動画には後日アップデートで対応。また、3セグメントを利用した5.1chサラウンド放送の5.1ch出力には対応していない。 80GBのHDDを2台搭載(ミラーリング)。本体は19インチの4Uラックサイズ。DVDマルチドライブなども備えている。
SK-DR1000について両社は「本格的放送を控え、コンテンツ事業者の充実したコンテンツや新たなサービスの開発を推進するもの。この開発で得たノウハウをパソコン向け外付け、内蔵受信モジュール、一般民生機器開発に生かす」としている。
□エスケイネットのホームページ
(2007年2月20日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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