富士通ゼネラル、フルHDプラズマ/液晶TV「AVIAMO」 －海外高級市場向けの65/50/37型。「AVM-III」搭載

65/50型がプラズマ、37型が液晶

2月22日発表

　株式会社富士通ゼネラルは、フルHDパネル搭載のプラズマ/液晶テレビなどの「AVIAMO」(アビアーモ)シリーズを北米/欧州向けに3月中旬より発売する。価格は、北米向けの65型プラズマテレビ「P65FT00AUB」が18,000ドル前後、37型液晶テレビが5,000ドル前後の見込み。なお、日本での発売は未定。

　「AVIAMO」は同社のプラズマディスプレイ「プラズマビジョン」の上位に当たるシリーズで、北米/欧州の高級ホームシアター市場向け製品として発売。チューナ無しのモニターモデルも同時期に発売される。ブランド名はラテン語の「AVIDUS(熱望、希求している)」と「AMOENUS(魅惑的、優美な)」を組み合わせた、「熱望されるほど魅惑的」を表す造語。

　65/50型はPDP、37型は液晶で、いずれも、1,920×1,080ドットのパネルを採用。新開発のビデオプロセッサ「AVM-III(Advanced Video Movement III)」を搭載した最初のモデルとなる。

　「AVM-III」は1080pの信号に対応する映像プロセッサ。DNRの向上や、低輝度階調表現の改善を図っており、記憶色と自然色のバランスを考慮した色補正機能も搭載。また、ソースに合わせて画素ごとに最適化処理を行なう「Image Adaptive Processing」も採用する。そのほか、演算幅100ビット超のデジタルスケーラなどを備える。

　北米向けと欧州向けでは内蔵チューナや端子の種類が異なるが、HDMI入力は全モデル2系統装備する。北米向けは地上アナログ/デジタルとCATVチューナを内蔵。i.LINKも2系統搭載する。欧州向け製品の内蔵チューナは地上デジタル/アナログのみ。なお、65/50型のスピーカーはオプションとなる。

　筐体デザインは、インテリアデザイナーの内田繁氏が担当。ピアノブラックを基調とし、デフォルメや装飾を一切排除。内部構造と外観との整合性を図り、モダンとシンプルを追求したとしている。

□富士通ゼネラルのホームページ
http://www.fujitsu-general.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsu-general.com/jp/news/2007/02/06-N09-30/index.html#note1
□関連記事
【2004年11月12日】富士通ゼネラル、「AVM-II」搭載のプラズマテレビ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041112/fujitsu2.htm

( 2007年2月22日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.