|
アナログ・デバイセズ株式会社は、Blackfinプロセッサの新シリーズとして、ポータブルメディアプレーヤーやIP電話、携帯テレビなどでの利用を想定した「ADSP-BF52x」を発表した。 600MHzで動作する高性能な「ADSP-BF527/BF525/BF522」と、400MHzまで動作する低消費電力モデル「ADSP-BF527L/BF525L/BF522L」を用意。1万ロット時の参考価格は、600MHz動作の「ADSP-BF527」が14.5ドル、300MHz動作の「ADSP-BF522L」が5.5ドル。 250MHz動作時でコアの消費電力が0.16mW/MHzと、Blackfinプロセッサで最高の電力効率を実現したというシリーズ。改良されたダイナミック・パワー・マネジメント機能も備え、バッテリの節約が求められる携帯機器での利用に適するという。 また、USB OTG(On-The-Go)やEthernet、ホストDMAポート、NANDフラッシュメモリ・コントローラ、無線LANモジュール接続用インターフェイスなどのシステム周辺機能をオプションで用意。USBポート機能を追加して高機能なポータブルオーディオプレーヤーを開発したり、低価格モデルを利用して無線LANやビデオ処理機能を追加させることもできるという。
また、シリーズ全モデルに「Blackfin Lockboxセキュア・テクノロジ」を導入。ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて実現しているセキュア技術で、機密情報の保護や電子商取引、ソーシャル・ネットワーキングにおける機器やユーザーの認証、DRMコンテンツの保護なども可能にしてる。
□アナログ・デバイセズのホームページ
(2007年3月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|