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ソニーは、ワンセグ放送とアナログのAM/FMラジオの受信に対応したカード型端末「XDV-100」の実機を公開。製品のコンセプトやターゲット層などについて説明した。
XDV-100は、2.83型/240×320ドットのTFT液晶ディスプレイを搭載。チューナはワンセグ用とアナログのFM(ステレオ)/AM(モノラル)に対応する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。 デジタルラジオの受信には対応しないほか、録画や録音も行なえないが、受信のみに特化したことで、筐体のコンパクト化や、起動時間の短縮を実現。外形寸法は約98.3×15.1×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110gとなっている。
ラジオとの複合型とした点については「ワンセグは電波状況がまだ完全でない。ナイター中継の途中などで映らなくなった場合でもすぐラジオに切り替えられる」と同社は説明している。 AMはワンセグにとってノイズ源となるため、携帯電話でもFMのみという場合が多いが、「携帯電話に比べ基板構成に余裕があることもあり、内部でノイズを遮断することに成功した」という。アンテナは、FMの場合イヤフォンコードを利用。AMアンテナは内蔵している。なお、ワンセグとラジオの同時受信は行なえない。 ターゲットユーザーとしては、携帯電話でワンセグを観ることには抵抗があるような、比較的高い年齢層を想定。特に、同社が高いシェアを持つ通勤ラジオを持つ40~50代のユーザーの買い替え需要を狙う。そのため、ジョグダイヤルですぐ選局できるといった操作性にも重点を置いたという。 また、デザイン面でも、ヘアライン仕上げを用いたアルミ筐体で、全体的に角ばった形状。「男性的な形を採用した」としている。 なお、録画機能やデジタルラジオへの対応については「携帯電話が先行していることもあり、今回はあえてシンプルにしたが、そういった展開もイメージしている」とした。
□ソニーのホームページ
(2007年3月15日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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