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株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は、Blu-ray Discビデオの新タイトルとして、「007カジノロワイヤル」とアニメ「パプリカ」、「クローサー」の3タイトルを5月23日に発売する。価格や仕様は下表の通り。
■ 007カジノロワイヤル BDビデオとDVDビデオ、UMDビデオの3フォーマットで同時発売される。BDビデオ版は映像フォーマットにMPEG-4 AVC/H.264を採用。本編ディスクのみだが、特典映像も収録。メイキングやドキュメンタリー集に加え、ミュージックビデオも収めている。 DVDビデオ版には初回特典として、特典ディスクが付属。特典ディスクには「ジェームス・ボンド誕生までの物語」や、未公開ドキュメンタリー「ボンド・ガールは永遠に」、「生身のジェームッズ・ボンド」やミュージックビデオも収めている。また、初回版には日本限定のオリジナルデザインを採用したアウターケースも付属する。 UMDビデオ版は本編のみを収録。英語と日本語の音声をどちらも2chで収録する。
「007カジノロワイヤル」は、ダニエル・クレイグが6代目のジェームズ・ボンドに抜擢されて初のボンド映画。'67年にも一度映画化されているが、ボンドが「007」の称号を得るまでの物語であり、ダニエル・クレイグ版ボンドシリーズの再スタートを印象付ける作品となっている。 ジェームス・ボンド最初の任務は、世界中のテロリストに資金を提供する死の商人「ル・シッフル」との、国家予算1,500万ドルを賭けたカジノでのポーカーだった。ボンドのパートナーとして送り込まれたのは美女ヴェスパー・リンド。初めはうとましく感じていたボンドだったが、次第に彼女の聡明さや勇気に惹かれていく。だが、賭けに負けたシッフルはヴェスパーを拉致。追うボンドに様々な罠が待ち受けていた……。
■ パプリカ 「パプリカ」は、BDビデオと通常版DVD、DVD-BOX、UMDビデオの3フォーマット、4タイトルで同時リリースされる。
BDビデオ版は本編ディスクのみ。BDビデオ版限定の映像特典を収めるという。本編の収録時間は約90分。 DVDの通常版は本編ディスクのみ。特典として、林原めぐみが演じた主人公、千葉敦子/パプリカの音声のみを抜いたトラックを収録。彼女のセリフシーンには字幕が出る仕様となっており、視聴者が声優気分で声を当てることができる。 また、今敏監督と平沢進によるオーディオコメンタリーも収録。さらに、美術監督が作品の美術を解説する「驚愕の映像世界」も収録する。 DVD-BOXは本編ディスクと特典ディスクの2枚組み。本編ディスクは通常版と同じ。特典ディスクには約30分のメイキングを収めている。さらに、今監督と原作の筒井康隆、声優の林原めぐみ、古谷徹による対談も収録。作品の3D世界を撮影監督が解説するコンテンツなども収める。 さらに、約760ページにおよぶストーリーボードブックも同梱。絵コンテパートの解説や、監督/スタッフへのインタビューも収めたブックレットとなっている。BOXケースは監督による描き下ろしで、パプリカ面と千葉敦子面のどちらも表として飾れる。
UMDビデオ版は本編ディスクのみ収録。日本語音声を2chで収録。日本語字幕も収める。
「パプリカ」は、「千年女優」や「東京ゴッドファーザーズ」などで知られる今監督が、筒井康隆の同名SF小説をアニメ化したもの。主人子は、サイコセラピー機器の開発・研究に取り組む千葉敦子。セラピストの腕も優秀な彼女、しばしば心に関する極秘の依頼を受けていた。 セラピストとして活動する際、彼女は知的で冷静沈着な千葉敦子とは外見も性格もまったく別人のような少女・パプリカに変身。他人の夢の中に入り込み、心の秘密を探り出す「夢探偵人」として活躍していた。だが、新開発のサイコセラピー機器「DCミニ」が、敦子の研究所から何者かに盗まれたことで、思いもよらない事態が発生する……。
□SPEのホームページ
(2007年3月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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