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松下、デザインを一新したNC機能内蔵「D-snap Audio」
-1GB SDカード付属で実売2万円。「騒音を83%カット」


レッドモデル。フロントパネルはフラット。右下にノイズキャンセル機能のON/OFF/モニターモード切り替えボタンを備える
4月26日発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、SDカードスロットを備えたデジタルオーディオプレーヤー「D-snap Audio」の新モデル「SV-SD850N」を4月26日に発売する。価格はオープンプライス。1GBのSDメモリーカードが付属しており、店頭予想価格は2万円前後の見込み。

 曲線を多用していた従来モデルのデザインを一新。カラーバリエーションはホワイト(W)、ブラック(K)、レッド(R)、ブルー(A)、ブラウン(T)の5種類を用意する。最大外形寸法は91.3×35×12.3mm(縦×横×厚さ)。重量は約43g。4行表示が可能な有機ELディスプレイを備えている。

 D-snap Audioは、SD/SDHCカードスロットを備えたポータブルオーディオプレーヤー。内蔵メモリは備えておらず、パソコンやコンポ「D-dock」で楽曲を録音したSDカードを挿入し、再生する。新モデルは「SV-SD850N」の1モデル展開となり、従来の上位モデル「SV-SD800N」で採用していたノイズキャンセル機能も強化しつつ継承している。

5色のカラーバリエーションを用意する SV-SD800Nから大幅にデザインを変更した ポータブルオーディオでは珍しい、ブラウンカラーも用意

SDメモリーカードは本体上部から挿入する 薄さは12.3mm 左が専用のD-snap port。この端子を介してD-dockと接続する

 SD800Nのノイズキャンセル機能は、イヤフォンケーブルの途中に用意されたユニットで実現していた。新モデルではこの機能を本体に内蔵。イヤフォンとの接続も通常のステレオミニ端子となった。付属のイヤフォンは6極タイプで、集音用マイクはイヤフォンのハウジング部に備えている。また、付属品以外の、通常のイヤフォンも接続できる。

 ノイズキャンセル機能のON/OFFは、専用ボタンとしてフロントパネルに装備。外部の音をモニターできるモードも用意している。なお、同社はノイズキャンセル機能を「騒音キラー」と呼称。新モデルでは騒音低減能力が向上しており、83%の騒音をカットできるという。付属のイヤフォンはカナル型。音質や装着感の向上に加え、音モレの低減も図っている。

イヤフォン端子。付属の6極イヤフォンに加え、通常のイヤフォンも接続できる 付属のイヤフォンはカナル型。ハウジング部に集音用マイクを内蔵する

 従来モデルは角形ニッケル水素充電池を採用し、充電池の交換ができることが特徴だった。だが、新モデルでは内蔵型のリチウムイオン充電池に変更。交換はできなくなっている。しかし、電池を長持ちさせるための「エコ充電」機能を搭載。90%までしか充電を行なわないことで、普通に充電した場合の約500回と比べ、充電可能回数を2倍の1,000回に増やせるという。

 ノイズキャンセル機能をOFFにした場合の連続再生時間(SD-Audio/AAC 96kbps)は約80時間。ONの場合は約60時間。充電はUSB経由、別売のACアダプタ、D-dockとの接続で行なえる。約3分の急速充電で、約3時間半の再生も可能。

 再生対応フォーマットはMP3/WMA/SD-Audio(AAC)。ニフティが展開している音楽配信サービス「MOOCS(ムークス)」もサポートしており、同サービスの音楽ファイルが採用している東芝のDRM技術「MQbic(マルチキュービック)」にも対応。iTunesで作成した拡張子「.m4a」のAACデータも再生できるが、iTunes Storeで購入したDRM付き楽曲には対応していない。WM DRMにも非対応。

 付属ソフトは「SD Jukebox Ver.6.7LE」にバージョンアップ。起動時間を1/5に短縮したほか、Windows Vistaもサポート。.m4aデータをSDカードに転送する際にファイルのヘッダ部分を書き換え、D-snap Audioで再生可能なSD-Audio形式のAACに変換/転送する。ヘッダの書き換えのみのため音質は劣化しない。

 音質面では、圧縮音楽の失われた高域を補完する「リ.マスター」を改良した「広帯域リ.マスター」を用意。アンプは新設計LSIに内蔵したデジタルアンプで、クリアな再生が行なえるという。パーソナルサラウンドなどの音質効果とイコライザーで、計16種類の音質効果が選べる。

 MP3形式のダイレクトエンコード機能も搭載。D-snap port端子とステレオミニを変換する別売ケーブル「RP-WA100」を利用し、MDやCD、携帯電話などと接続。64/96/128kbpsのMP3形式で録音できる。さらに、海外対応のFMラジオも内蔵した。パソコンとの接続は、付属のケーブルを使用してUSB 2.0経由で行なう。

D-dockの新モデル「NS550SD」と組み合わせたところ コンポの天面に直接本体を搭載できる

□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn070405-4/jn070405-4.html?ref=news
□関連記事
【2006年8月23日】松下、ノイズキャンセル標準搭載の「D-snap Audio」
-D-dockと直接ドッキング。iTunesのAACも再生可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060823/pana2.htm

(2007年4月5日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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